高収益な良い会社を作るための経営計画書の作り方【テンプレート付き】

高収益な良い会社を作るための 経営計画書の作り方 【テンプレート付き】

社長として会社経営をしてきたけど、社員が言うことを聞かない、儲からないと悩んでいませんか?

実は、ここで紹介する経営計画書を活用することで、社長が理想とする会社を目指せるようなります。
なぜなら、経営計画書は社員が安心して働ける、良い会社創りを実現するための、会社の設計図であると共に、会社組織をマネジメントできる道具だからです。

経営とは、他人を通じで社長の考えを実現することです。
経営計画書は、社長の考え方や価値観を全社員に浸透させる道具です。

私は30人程度の小さな税理士法人を経営していますが、以前は多くのスタッフが退職し、さらに儲からず、ずっと悩んできました。
しかし5年前から「経営計画書」を作り始め、経営計画書の導入から僅か3年で利益が10倍になりました。
そして従来抱えていた大きな悩みである「価値観・考え方の違う社員」や「会社に不平不満を言う社員」という悩みがなくなり、現在は組織の成長に対する悩みとなり、悩みの質が大きく変わりました。

ここでは、経営計画書の作成と活用方法のポイントをお伝えします。
そして経営計画書のサンプルとテンプレートを提供して、経営計画書の作り方をステップでお伝えします。
経営計画書を活用して、成り行き任せの経営から脱却し、会社にお金が残るようになり、利益も出るようになり、さらには「働く人々が幸せになる」会社作りを目指しましょう。

1、経営計画書を作るべき3つの理由

経営計画書は、企業の規模や業種を問わず、すべての会社が作るべきです。
その理由は以下の3つです。

1-1 経営計画書は、会社の「目的」である「経営理念」を実現させることができる
1-2 経営計画書は、会社の「目標」を明確にすることができる
1-3 経営計画書は「社長の考え方や価値観を全社員に浸透させる」ことができる

経営計画書の目的は「経営理念」を実現させることです。
そして会社の目的も「経営理念」を実現させることです。
そして経営理念とは、「何のためにこの仕事をしているのか」という、会社の存在意義を言語化したものです。

また会社の「目標」とは、「今年は売上10億円を目指す」とか、「利益5000万円を目指す」とか、「給与1000万円を目指す」とか、「野球大会で優勝を目指す」とか、具体的に目に見えることや数字で表現できることが「目標」です。

目標は、会社の目的を実現するための手段であり、尺度や評価であり、判断基準です。
「目的」を達成するために「目標」がありますので、会社は「目的」を実現させるために存在します。
経営計画書は、会社の「目標」を明確にし、「目的」を実現させる道具です。

そして、経営の本質は、社長が意図していることを、他人を通じで行う事です。
しかし、経営で最も難しいことは、社長が意図していることを、他人を通じで行うことです。
経営計画書は、社長が意図している考え方や価値観を紙に書き、言葉で伝え、全社員に浸透させる道具です。

経営計画書には、多くの中小企業で欠けている、経営理念、使命感、未来像、戦略、戦術、目標数字、実行のチェックなど、経営で必要となる最低限の項目が網羅されています。
それでは、経営計画書で掲げる「目的」と「目標」、「社長の考え方や価値観を全社員に浸透させる道具」という視点から、経営計画書を作るべき3つの理由を、具体的に見ていきます。

1-1 経営計画書は、会社の「目的」である「経営理念」を実現させることができる

経営の目的は「経営理念」を実現させることです。
そして経営計画書は、その「経営理念」を実現させることができる道具です。

会社は経営理念を実現させるために存在し、組織は全ての「人」を幸せにするために存在しています。
ここで言う「人」とは、社長を含む全従業員とお客様、並びに社会の人々です。

もし会社の目的が、社長個人のお金儲けであるとすれば、社員は付いて来ないでしょう。
そこで経営計画書に、会社の「目的」である「経営理念」を掲げることで、価値観や正しい考え方を会社の求心力とすることが可能となり、良い会社創りができるようになります。

会社の「目的」である「経営理念」を追求すると、全従業員がお客様満足を追求するようになる傾向にあります。
その結果、お客様から感謝され、全従業員が幸せになり、理想とする良い会社創りの実現に近づきます。

良い会社とは、会社の「目的」である「経営理念」が全社員に浸透し、「経営理念」の実現のために全社員が働いている会社です。
経営計画書は、会社の「目的」である「経営理念」を実現させて、お客様満足を追求し、全従業員が幸せな「良い会社」を創るための、最高の道具です。

1-2 経営計画書は、会社の「目標」を明確にすることができる

動物の中で、人間以外に計画を立て、目標を達成しようとする動物はいません。
人は、計画を立て、絶えず目標を意識することで、目標に向かって頑張ることができる生き物です。

目標は紙に書くことで、目標が明確になり、人は目標に向かって努力します。

ハーバード大学が卒業生を対象に「明確な目標と具体的な計画を紙に書き留めているか」について調査を行いました。

 

目標設定だけで収入が10倍に?

【卒業時】

  • 84%の卒業生が「とくに明確な目標を設定していない」 と回答
  • 13%の卒業生が「目標は設定したが、特に紙などには書き留めていない」と回答
  • 3%の卒業生が「明確な目標と具体的な計画を設定し、紙に書き残している」と回答

【10年後】

  • 「特に明確な目標を定めず紙にも書き留めなかった」84%の卒業生と、「目標は設定したが紙にまでは書かなかった」13%の卒業生を比較すると、10年後において2倍の収入を得ていた。
  • 「特に明確な目標を定めず紙にも書き留めなかった」84%の卒業生と、「目標は設定したが紙にまでは書かなかった」13%の卒業生を一括りとした97%の卒業生と、「明確で具体的な目標を持ち、それらを紙に書きとめていた」3%の卒業生を比べると、10年後の収入は、10倍もの差があった

    目標を紙に書きくことで、社長の意志が正しく伝わり、社内で情報共有ができるようになります。
    目標を口頭で伝えるだけでは、意図が正しく伝わらず、さらに人から人への伝言では、内容が徐々に歪められます。

    経営計画書がない経営は、目的地を定めずに旅行をすることと同様です。
    家を建てる際にも、事前に設計図を描き、その後設計図に従い家が建築されます。

    物事が成功するためには、まずは自分の頭の中で深くイメージして、事前に何度もシミュレーションを行い、その後、現実の形として物事が作られます。
    経営計画書の作成段階で、経営目標のシミュレーションを何度も行います。

    例えば、来期必要となる売上はいくらか、3年後に人は何人必要か、人件費はいくら必要か、何の事業を重視するのか、3年後の未来に向けて現在から準備することは何かなど、会社が生き残る様々な方法を、何度もシミュレーションします。

    経営計画書には、経営理念、使命感、未来像、戦略、戦術、目標数字、実行のチェックなど、経営で必要となる最低限の項目が網羅されています。
    経営計画書の作成過程で、事前に経営のシミュレーションを何度も行うことで、無駄なく効果的に、目標地点まで到達できるようになります。

    経営計画書を活用することで、例えば通常10年掛かる目標への道のりを、遠回りせず3年で到達できるようになる、イメージです。

    努力には、方向性があります。
    無駄な努力は、無駄です。
    経営計画書は、目標地点まで最短で到達することができる道具です。

    1-3 経営計画書は「社長の考え方や価値観を全社員に浸透させる」ことができる

    経営計画書により、社長の考え方や価値観を言語化することで、会社の方針や方向性を全社員に情報共有し「見える化」して、伝えることが可能となります。

    そして、社長が経営計画書を活用して、考え方や価値観を全社員に伝えることで、全社員との情報共有による意思疎通が可能となり、考え方や価値観・方向性を全社員に浸透できるようになります。

    社員側も、会社の大切な価値観や方向性が明確に分かれば、自分の将来における人生設計が可能となり、安心して会社で、働けるようになります。

    経営計画書により、社長の考えや構想、達成したい目的と目標を社員に正しく伝え、浸透することで、いずれ社長は日常業務から解放されます。
    そして、経営計画書の大きな効果としては、社長は会社の未来を考える「社長業」を行う時間が取れるようになります。

    社長は日頃から社員に、自分の考え方や価値観を口頭で伝えていると思いますが、口頭だけでは社員に正しく伝わりません。
    言語化された紙と口頭の両方で社長から伝えることで、社員に正しく「目的と目標」を実現するための手段が伝わります。

    社員に正しく伝わらなければ、社長の理想とする会社創りを実現することは困難です。

    経営の本質は、社長が意図していることを、他人を通じで行う事です。
    経営は、社長が実現したいことを、社員と共有化して、そして金太郎飴のように理念に基づいた自分の分身を作り、社員を通じて世の中に提供できるかが勝負です。

    しかし、社長が意図していることを、他人を通じで行うことが、非常に難しいことも事実です。
    よって、経営計画書を通じて、全社員と価値観の共有し、目指す目的と目標を共有し、一致団結して、社長の理想とする会社創りを実現させて下さい。

    2、経営計画書のテンプレートダウンロード&サンプル

    経営計画書を初めて作成する場合、最低限必要な項目が網羅されている、良いサンプルを真似して、真似から学ぶことが一番の近道です。
    この経営計画書のテンプレートは、多くの中小企業で欠けている、経営理念、使命感、未来像、戦略、戦術、目標数字などの、経営で必要となる最低限の項目が網羅されています。

    経営計画書のテンプレートの活用にあたって「2-1経営計画書のテンプレート」と「2-2経営計画書のサンプル」の2種類がダウンロード可能です。
    どちらでも活用しやすい方をご利用下さい。

    2-1 経営計画書のテンプレートのダウンロード

    経営計画書テンプレートのダウンロード(PowerPoint)

    2-2 経営計画書のサンプルのダウンロード

    経営計画書サンプルのダウンロード(Word)

    2-3 各ステップのテンプレートのダウンロード

    ステップ4 短期利益計画 テンプレートのダウンロード (Excel)

    ステップ5 販売計画 テンプレートのダウンロード(Excel)

    ステップ6 中期事業計画 テンプレートのダウンロード(Excel)

    ステップ9 長期事業構想 テンプレートのダウンロード(Word)
    ステップ12 組織図 テンプレートのダウンロード(Excel)

    3、テンプレート「コピペ」で簡単作成
     「経営計画書」13のステップ

    ここで提供しているテンプレートは、私たちのビジョン税理士法人でも同じ内容のものを利用しています。
    またお客様にも提供している、効果実証済みのテンプレートです。

    テンプレートでは、経営理念・使命感からはじまり、未来像(ビジョン)、基本方針、行動指針、戦略、戦術、目標数字、組織図と、高収益の事業構造を実現するための全ての項目が、13のステップでシンプルに網羅されています。

    単なる数字の羅列だけの経営計画書では、人は動きません。
    売上、利益や給与などの数字だけを目標として、熱意ある「魂」の入った仕事は実現できません。

    会社の目的、目標、数字、実現する手段や方法がシンプルに網羅されている経営計画書を活用して、社長の価値観や考え方を全社員に伝えます。

    経営計画書は、運用することで生きてきます。
    よって、作成初年度はシンプルでありながら、漏れなく、経営に必要な項目が全て網羅されているテンプレートを、コピペして、素早く作成することがベストです。

    重要なことは、経営計画書作成後の運用です。
    経営計画書の作成後に、毎年の更新を通じて、経営計画書を育てながら、経営計画書の成長とともに、会社も成長していきます。

    最初の経営計画書作りは、欲張らずに50ページ以内で、コピペで13のステップに従って作成して下さい。

    経営計画書は、全社員に社長の価値観や考え方を伝える道具ですが、「あれも・これも」と欲張ると、実施できない方針が網羅されている経営計画書になります。
    シンプルに最低限必要なことが網羅されている、中小企業の実践の経営で実績のある「テンプレート」を活用して、良い会社作りを目指して下さい。

    テンプレートを使用して、会社名を入れ、気に入った文章をそのまま使い、考え方が合わない文章は変更・削除して、とりあえず形にして、発表会まで行います。
    最初は真似でも、3年も活用すれば、いずれ自社のオリジナルの経営計画書が出来上がります。

    まずは真似をして、毎年の更新を通じて、徐々に独自の文章を加えて、経営計画書を育てて下さい。

    経営計画書の目的は、立派な経営計画書を作成することではなく、良い会社を作ることが目的です。

    経営計画表紙

     

    目次について

    社長と社員の仕事の分担をイメージして、「ステップ1~ステップ12」までは戦略編で、必ず社長が作成して下さい。
    「ステップ13」の戦術編(商品・サービスに関する方針を除く)は、日々の対応に関する項目ですので、作成初年度は社長が作成して、2年目以降は全社員で作成して下さい。
    なお、商品・サービスに関する方針は、会社の戦略編に関わることなので、社長が作成して下さい。

    経営計画書の作成が進むと、つい「あれも、これも」と様々な項目を盛り込みたくなりますが、作成初年度は、特に欲張らずに「できること」だけを記載して下さい。

    「できないこと」を経営計画書に書くと、やらなくてもいい、形だけの経営計画書になりますので、注意が必要です。

     

    経営計画目次

    社長ただ一人で作成する

    戦略とは、会社の方向性や優先順位であり、社長のみが決定することができます。
    社長が立てた戦略に誤りがあると、人の何倍働いても利益は出ません。
    戦略編は全て「社長ただ一人で作成」して下さい。

    ステップ0 高収益事業構造/経営計画書の全体像

     

    経営計画書の全体像

    高収益事業構造は、経営計画書の全体像です。

    高収益事業構造の一番上は、重要な「使命感・経営理念」があり、「使命感・経営理念」を実現するために、高収益な事業構造を作る必要があります。
    そして、未来像(ビジョン)の下には、戦略があり、戦略をどのように達成するかを、戦術で明記します。

    戦略は、方向づけであり、社長のみで決定します。
    もし社長が立てた戦略は誤っていると、従業員がいくら頑張っても、利益は出ません。

    また戦術とは、やり方や方法であり、全従業員で頭を使い、戦術を考えます。
    全従業員が考え、戦術面で参加することで、良い戦術を生み出します。

    戦略・戦術とリンクして来るのが、会社が生き残るために必要になる「目標数字」です。
    目標とは、手に入れたい数字です。
    人は目標があると頑張れます。

    「社長の仕事」は、正しい戦略を立て、決定することです。
    そして高収益の事業構造を作り上げることです。

    「社員の仕事」は、社長が立てた方針通りに実施することです。

    そして経営計画は、実施してはじめて「魂」が注がれ、生きてきます。

    経営計画書は作成したら終わりでなく、実行とチェックが必須です。
    経営計画書の実行は、毎朝の朝礼で経営計画書の読み合わせを行うことや社内勉強会で、経営計画書に書かれていることを社長が解説します。

    経営計画書のチェックは、目標数字と実績数字を毎月チェックします。
    経営計画書の実行とチェックは、社長自身の事業経営に対する「執念」を表しています。
    経営計画書は、作成後の実施、実行・チェックがないと何も会社は変わりません。

    ステップ1 使命感 ミッション

    使命感とは?

    使命感とは「会社が社会・世の中で実現したいこと」を、言語化したものです。

    使命感を永遠に追求する姿勢こそが、会社の存在理由です。

    会社における全ての行動や戦略が、使命に沿っていることが重要で、遥か高い目標を使命感として掲げ、使命の実現に向けて、本気で使命を追いかける姿勢が、会社の原動力となります。

    使命感が備わっていれば、責任感が生まれ、もっと高い水準で仕事をしたいという気持ちが沸き起こります。
    そして、使命感から見ると、自分の仕事レベルはまだまだであるという、思いが沸き起こると、使命感が浸透している状態と言えます。

    使命とは=「命を使う」こと。 
    命を捧げて、提供したい価値は何ですか?

    使命感の浸透

    社長の仕事は、全社員が使命感を深く理解し、信条とすることを宣教師として、社員に導かなければなりません。

    大きな使命感を掲げ、なぜ行この仕事を行っているのかを言葉で表現します。
    使命感は、全社員の行動を心から駆り立てる言葉でなければなりません。
    使命感は、全社員が働く意欲を掻き立てられ、
    「社会からこれで覚えられたい」と心から感じる言葉です。

    ※経営理念・使命感が思い付かないときは、まず有名企業の経営理念・使命感やビジョン税理士法人のものを、まずは真似からはじめて下さい。

    使命感の具体例

    1、ビジョン税理士法人 
    100年経営とワクワクする良い会社創りを応援します。

    2、ファーストリテイリング 様
    本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供します。
    独自の企業活動を通じて人々の暮らしの充実に貢献し、社会との調和ある発展を目指します。

    3、ドン・キホーテHLDGS 様
    顧客最優先主義

    4、ローソン 様
    私たちは”みんなと暮らすマチ”を幸せにします。

    ステップ2  経営理念

    経営理念とは、社長が持っている人生観、仕事感、価値観に基づいで、会社の基本的な価値観・考え方を言語化したものです。
    経営理念は「社長が会社を何のために経営をしているのか?」という価値観であり、「会社の目的」であり、会社の「存在意義」です。

    経営理念は、経営をしていく中で、考え方が育ち、考え方が確立していくものであり、経営理念は作ろうと思っても簡単にできるものではありません。
    今すぐに言語化された経営理念がなくても、基本的の価値観を言葉で伝え続けていれば問題とはなりません。
    しかし、徐々に社員数が増えると、言語化された文章化で経営理念を伝える必要性が出てきます。

    そして、社長の一番重要な仕事は、経営理念を作り、社内に浸透させることです。

    経営理念がない会社や経営理念が社員に浸透していない中小企業が大多数ですので、常に頭の片隅で、経営理念とは何かについて考え続けて下さい。

     

    ステップ2

    経営理念の作り方

    経営理念のキーワードは3つ

    社員の幸福 ②お客様満足 ③社会貢献です。
    お客様満足を追求した結果、社員が幸福になり、そして社会に貢献することを経営理念に盛り込むと、良い経営理念が作成できます。

    組織の目的は、何であるのかを考えることで、経営理念が作成できます。
    「すべての組織は人を幸せにし、社会を良いものにするために存在している」 ピーター・ドラッカー
    会社の目的は、会社で働く社員、お客様、関わる全ての人々を幸せにすることです。
    この点を念頭に経営理念を作成して下さい。

    経営理念の浸透
    社長の仕事は、経営理念を言語化し、全社員が経営理念を深く理解できるように社長が何度も語り伝け、さらに社長自身の公私混同を避け、行動と言動を一致させることです。
    そして、全社員で社長の持っている価値観の共有をすることで、他人を通じて、目指している会社の目的を実現できます。

    経営理念の具体例
    1、京セラ 様
    全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること。

    2、白洋舎 様
    人々の清潔で、快適な生活空間づくりのために、たゆまぬ技術革新と感動を与えるサービスを提供し、社会に貢献します。

    3、ビジョン税理士法人
    お客様第一主義の実現を通じて、全従業員が幸せになり、社会に貢献する。

    経営理念の補足
    ビジョン税理士法人では、経営計画書の経営理念の項目に、下記の文章を追加で記載しています。

    ステップ2-1

     

    1、私たちは、お客様に技術を売る前に、使命感・ビジョン・経営理念と一人一人の人間性をお客様に伝え、お客様の幸福と繁栄を応援して、お客様から必要とされ、感謝される税理士法人になることを目指します。

    2、私たちは、全従業員が経営理念のもとに、同じ価値観を共有し、正しい考え方で使命感に燃えて、熱き心で仕事をし、お客様のモデルになります。
    そして、全従業員が同一性の価値基準で、理念の金太郎飴を目指します。

    3、私たちは、心の優しい人間集団になること。
    そしてお客様から真に喜ばれる税理士法人になることを目指します。

    ビジョン税理士法人は、お客様のために一番「熱意があり」、感謝され、喜ばれ、良い税理士法人になります。
    決して、一番売上規模が大きく利益を出して、儲けるという意味ではありません。
    ただ、お客様に感謝される・喜ばれるために、商品・きめの細かいサービスを提供することに専心する、馬鹿のような事務所になる事です。

    働く目的とは「仕事での遣り甲斐を通じて、人生を豊かにすること」

    働く目的は、人を幸せにする事です。
    人が幸せになる為に会社があります。
    人が幸せになるとは、お金を稼ぐことでも、名誉を得ることでもありません。
    地位や財産があっても人は幸せになる事が出来ません。
    会社は、人としての「思いやり」「熱意ある誠実さ」「素直さ」「感謝する心」「心の美しさ」などの資質を高めることが出来る場所で、会社は人間性を高める場所です。
    人間性は苦労して初めて磨かれていくものです。
    よって苦労することを我々は生き甲斐とします。

    ステップ3 経営計画発表会にあたって

    経営計画発表会にあたっての文章は、私は経営計画書の作成の中で一番時間を掛けて作成する文章です。

    経営計画発表会の中で、社長が一番伝えたいことを言語化し、会社と社員への想い、そして未来の姿を熱い想いを込めて書き上げます。
    社長の覚悟、社長の熱い想いを「経営計画発表会にあたって」には、書き記して下さい。

    経営計画発表会は、社長の想いや考え方を社員に伝える重要な場ですが、その発表会で中心となるのが「経営計画発表会にあたって」という文章を社員に伝える場面です。
    社長が自らの手で、時間を掛けて文章化した本気の想いを、社長の自ら言葉で、熱意を持って全社員に伝えることで、社員から協力を得られるようになります。

    ステップ3

     

     

     

    ステップ3-1

    ステップ3-2

    「経営計画発表会にあたって」の参考文章

    ビジョン税理士法人は、働く仲間とお客様の幸せを実現する場所です。

    私たちは、お客様満足を提供できているのか、そして心からイキイキ、ワクワクと働けているのか?
    このビジョン税理士法人で働くことで、お客様と働く仲間である「人」が幸せになれているのか?をという問いが、経営そのものだと思ってます。

    私たちは外部にいるお客様に貢献することによってのみ、社会に存続することが許されます。
    そして、お客様から必要とされる企業のみが生き残れます。

    この事務所が目指す理想の姿は、社員一人一人がお客様満足を全力で追求し、ヘトヘトになるまで精一杯、お客様のために働きながらも、働き甲斐と生き甲斐を心から実感でき、そして仕事での充実を通じて、一人一人が仕事でも、プライベートでも充実した、幸せな人生を実現することです。

    組織は、人間を単なる経済の歯車にすることではなく、お客様に貢献し、働く仲間を幸せにすることが、ビジネスの根源です。
    全てのメンバーがお客様視点で熱く燃え、一緒に働く仲間が幸せになる組織が、私が目指している税理士法人です。

    そして、この税理士法人のリーダーである私の責任は、この事務所の使命を浸透させ、働く仲間を活かし、魂を輝かせ、高い志と誇りを持てる事務所し、そして成果を上げることが私の責任です。

    日々挑戦的に、創造的に、私たちは成長します。

    今年は、経営計画書の最初のページに、ビジョナリーカンパニー2の文章を掲載しました。

    《グッドはグレートの敵である≫
    ・偉大な人生を送る人がめったにいないのは、かなりの部分、平凡な人生に満足すれば気楽だからだ。
    ・偉大な企業がめったにないのは、まさに、ほとんどの企業そこ良い企業になるからだ。「ここに、大部分の企業の問題がある」

    グッドはグレートの敵です。
    一人前は、一流の敵です。
    人は社会に出ると、最初はみんな半人前ですが、社会に出て努力を続けると、いずれ一人前になれる時が来ます。
    世の中の多くの人は、半人前のときは、一人前になるまでは必死に頑張りますが、一人前になると、その努力のスピードがマイペースになり、減速します。

    一人前になると、社会からそこそこ評価されて、そこそこ食えるようになり、ボチボチ仕事ができるようになるから、誰も文句を言わなくなるので、本人もこれでいいかと思い、進歩が止まります。

    しかし、一人前になった後も、正しい努力を積み重ね続けると、誰でも一流になれます。

    人や会社が成功するかどうかは、紙一重の差であり、それは「正しい努力」と「積み重ね」の差です。
    毎日0.1%の成長が、10年後には38倍の成長に繋がります。

    ノーベル賞をとるような人は、だいたい不器用なので、不器用な人は一人前になるのが遅く、自分でも不器用であることを知っているので、一人前になった後も必死に努力を続けます。

    この事務所は不器用な組織ですが、謙虚に、コツコツと学び続け、努力を積み重ねます。
    世の中が求める変化のスピードで、学びを積み重ねることが、私たちの生き残る道です。
    この事務所は、やっと成長が始まった段階です。
    これからがブレイクスルー(弾み車の法則)のはじまりです。
    未来への可能性は無限大だと、心から信じています。

    論語に「日に三たび吾が身を省みる。(ひに、みたび、わがみをかえりみる)」という言葉があります。
    この言葉は「毎日何度も我が身について反省する」という意味ですが、人間は、日々反省し、その後何かを掴むことが大切です。

    この事務所では、常に反省をし続けながら、ボチボチな税理士法人からグレートな税理士法人を目指します。
    平凡で、気楽で、無難で、そこそこ良い税理士法人から、グレートな税理士法人を目指します。

    「100年経営とワクワクする良い会社創りを応援する」という使命に向かって、一緒にお客様のために、本気でワクワクしながら仕事をできる事務所にします。
    そして、お客様と働く仲間が、心から幸せになれる事務所を目指します。

    私たちは常に強い危機感を持ち続けながら、気持ち一層引き締め、着実に一歩一歩、成長を続けます。
    さらに環境変化を機会として、お客様志向で、市場の変化を掴み、新たな価値創造にも挑戦し続けます。

    この経営計画書は、厳しい経済環境の中で、このビジョン税理士法人を繁栄させ、過去を反省し、数字の目標と経営方針を明確にし、するべきことを、熱意を持って書き上げました。
    そして、生き残るために必要となる売上や利益が書かれており、目標を実現するための全ての戦略、戦術、経営方針、未来像が書かれています。

    このビジョン税理士法人のリーダーとしての私の努めは、従業員第一主義により、皆さまが全力でお客様第一主義を実現できるように条件・環境を整え、共に働く仲間が希望と生きがいを感じる事務所にすることです。

    もし、このビジョン税理士法人が危機に追い込まれたときは、私は個人の全財産をつぎ込んで、皆さまの生活を守り、ビジョン税理士法人を救済します。

    皆さまの努めは、経営者との価値観や考え方を共有し、お客様第一主義を徹底し、この事務所の使命感を実現する為に、この経営計画書をボロボロになるまで読み込み、経営方針を正しく実行することです。

    ビジョン税理士法人は、一緒に働く仲間を大切にする経営を実行します。
    まだまだ十分に出来ていないのは承知していますが、まずは宣言して、経営者が先頭で実行しなければ、私が理想とする事務所は実現しません。

    私の理想とする事務所とは、一人一人が、イキイキワクワク仕事の遣り甲斐を感じながら働き、明るく元気で、家族からも、お客様からも愛され、信頼され、感謝され、全社員が「ビジョン税理士法人で働けて幸せです」と心から言ってもらえる、事務所にすることです。

    そして、皆さまの生活の安定と向上を目指し、長期的に安心して、老後まで働ける税理士法人にすることです。

    日本で400万社も会社があり、一番人生の働き盛りの、華やいだ貴重な時期に、このビジョン税理士法人を選んで働いて頂いた、皆様に感謝します。

    お客様の為に、社会の為に、中小企業の為に、本気で仕事ができる、明るく活気がある、イキイキした職場にします。

    お互い助け合い、共に信頼し、共に愛し、みんなで成長し、最高の人生になりましょう!

    皆さん、無理を承知で「経営理念と使命感」の実現のために、
    ぜひご協力、宜しくお願い致します。

    〇〇年〇月〇日 代表取締役 鈴木宗也

    ステップ4 短期利益計画

    利益計画とは、社員を守り、会社が生き残るには、どれだけの利益が必要で、必要な利益を稼ぐためには、どれだけの売上が必要であるかを、明らかにする計画です。
    そして、利益計画は社長が事業経営を行う中で、全て経営を数字で考える習慣を身に着けるために、最も有効な計画です。

    利益計画の中で、社長から社員に伝えるべきことは、下記の2点です。

    ・会社が生き残るためには、いくら利益が必要か?
    ・なぜ利益が獲得する必要があるのか?

    利益は、会社が存続するために絶対必要なものです。
    会社が存続するために必要となるものは、売上ではなく、利益です。

    利益とは?
    1、利益とは、将来の予測できない事態に備える、保険のような役割があります。利益の蓄積があってこそ、会社を破綻から防ぐことができます
    2、お客様に対して過去に良い商品・サービスの提供をできたか否かの尺度であり、お客様からの評価です。

    ステップ4

     

    短期利益計画の作り方

    最初に、会社が生き残るために必要となる「経常利益」はいくらであるか決めます。
    経営は、常に逆から考えます。
    まず、いくら利益を獲得すれば生き残れるか、いくらお金を獲得すれば大丈夫なのかを知り、最終的には利益を獲得するために「必要となる売上高」を計算します。

    獲得すべき経常利益額を把握することからスタート

    ①経常利益・・・目標とする経常利益は、次の(A)又は(B)の方法で決めることがお勧めです。
    (A)(一年間の借入金返済額+お金を増やしたい金額)÷0.7(法人税30%)
                    又は
    (B)社員一人当たりの目標経常利益100万に社員数を掛ける(パート0.5人)
    ②営業外費用と③営業外収益・・・営業外費用は銀行から借入金利
     不明の場合は、前期の決算書を見て、前年と同額記入。
    ④営業利益・・・①経常利益+②営業外費用‐③営業外収益
    ⑤人件費・・・給与・賞与・社会保険料(法定福利費)・通勤交通費
    ⑥未来戦略費・・・未来のための投資。採用費・教育費・広告・研究開発費
    ⑦減価償却費・・・分からない場合は前年と同額(決算書の額)を入れる。
    ⑧その他経費・・・販売費一般管理費のうち、人件費・未来戦略費・減価償却費を除いた金額
    ⑨経費合計・・・⑤+⑥+⑦+⑧の合計です。
    ⑩粗利益額・・・・ ④の営業利益+⑨の経費合計を記載
    ⑫売上高・・・⑩の粗利額÷前年の粗利益率で割って下さい。
    ⑪仕入・外注費・・・⑫の売上高-⑩の粗利額の差額が、粗利額
    ⑫の売上高・・・会社で稼ぎ出さなければならない売上額

    「いくらの売上を獲得する必要があるのか?」具体的な売上目標の数字が⑫のステップで簡単に分かります。

    短期利益計画のテンプレートはこちらからダウンロード下さい。

    ステップ5 販売計画

     

    ステップ5

    販売計画の作り方

    販売計画では、利益計画で計算した粗利と売上を「どの商品で稼ぐのか?」「どのお客様に買っていただくのか?」を決めます。
    利益計画で作成した目標数字を、細分化してどのように達成するのか、社長自身が悩み、考えるのが販売計画です。

    販売計画には「①商品別販売計画」と「②お客様別販売計画」と「③担当者別販売計画」の三種類があります。
    どの販売計画もフォームは同様で、会社の業種業態によって、どの販売計画が適しているのかが異なります。

    例えば、「商品別販売計画」とは、どの商品を、どれだけ売れば利益計画で立てた目標額である粗利益額(売上)に到達が出来るのか細分化して、計画するものです。

    「商品別販売計画」での検討事項

    ①現在ある商品で、どれだけの粗利益を稼げるのか。
    ②商品構成を変えることで、粗利益はどれだけ稼げるのか。
    ③新たな商品・サービスは、どれだけ粗利益を稼げるのか。
    ④既存のお客様に、既に購入頂いている商品以外は購入頂ける余地はあるのか。
    ⑤どうしでも販売計画で、目標数字の到達が不可能であれば、再度利益計画から練り直す。

    販売計画の作成で社長が気づくこと

    販売計画を作成していくと、利益計画で立てた売上と粗利にどうしても届かないことに気づきます。

    現状の商品お客様では、どうしても目標売上に到達できないために、不足額をどのように穴埋めするか悩むことになります。
    この販売計画の作成で社長として悩む経験が、経営者として能力を高め、良い会社作りには欠かせない経験となります。

    販売計画のテンプレートこちらからダウンロード下さい。

    ステップ6 中期事業計画

    社長の仕事は、会社の未来を考えることです。
    中期事業計画では、社長が「5年後、会社をどのようにしたいのか」を、中期事業計画の数字で表現します。

    中期事業計画は「5年先の会社の姿」の売上、利益額、社員数などを目標数値で決めます。
    そして、5年後の会社の将来のために、今現在において何をすべきか、何をしなければならないかを、中期事業計画の作成過程で、社長自身が考えるきっかけ作りとなります。
    また今現在進行している事業の5年後はどんな規模にするのか、どんな新規事業を立ち上げるのかなど、中期事業計画では、具体的な数字で、計画に落とし込みます。

    中期事業計画を作成すると、5年後における会社の未来の姿は、今から準備を行う必要があることを理解できるようになります。
    過去の延長線上ではなく、5年後の社長の想いを表現するのか、中期事業計画です。

     

    ステップ6

    中期事業計画では、将来5年後の視点で、理想の会社の未来を実現するために、下記のような項目を考えながら数字を作成します。

    ・社員一人当たりの人件費は、いくら上げたいのか?
    ・人員は何人必要で、人件費はどれくらいになるか?

    ・社員一人当たりの利益額は、いくらとするのか?
    ・人に対して、教育はどのようにするのか?
    ・将来、どのような人材が必要か?新卒採用・中途採用?採用基準は?

    ・必要となる売上や利益を稼ぐために、現在の商品・サービスでは足りているか?
    ・新商品、新サービスの開発はどうするのか?
    ・廃棄する事業は?
    ・将来における商品構成は、どのようにすべきか?
    ・お客様の要求は?商品、サービスの需要見通しは?

    ・将来の現預金額は、いくら必要か?

    ・手元現金と借入金のバランスは、どうなっているべきか?
    ・新たな設備投資は必要か?必要であれば金額はどれくらいか?

    中期事業計画のテンプレートはこちらからダウンロード下さい。

    ステップ7 経営基本方針

    経営基本方針は、何を重視して会社経営をするかを社員に伝えるために書きます。

    経営基本方針は、最初に「お客様第一主義」を書いくことをお勧めしています。
    会社は、お客様がいなければ、会社は存続できないという考え方が全てのスタートです。

     

    ステップ7

    経営基本方針の作り方
    会社の基本方針・・・会社の基礎となる考え方を書く

    1、お客様第一主義(基本方針の最初に書く)
    ①お客様あって、はじめて我が社が存在する。
    ②お客様の要求を満たすことによってのみ、自社は生き残ることができる。よって、我々の役割は、お客様満足を追求することである。

    2、従業員第一主義
    ①社員が、働き甲斐と生き甲斐を感じられ、人生が幸せになる会社を目指す。
    ②社員一人一人が、使命感と成長とワクワク感を持ち「この会社で働けて幸せです」と心から言える会社になる。
    ③従業員一人一人が、お客様第一主義を実現できるよう、そして世の中・社会が求めるレベルで貢献ができる人材になるように導くことが「従業員第一主義」です。

    3、重点主義(中小企業では経営資源が限られているので、重要な事柄を定めて、力を集中させる)
    ① 〇〇に商品を絞り、深堀りを行い、品質を徹底的に高める。
    ② 全社員の価値観の共有と人間力向上の為に、経営計画書による人間性教育を行う。

    4、明るく元気な挨拶と整理整頓
    明るく元気に、相手の目を見て挨拶をする。元気な挨拶は、相手に対する思いやり。
     挨拶の目的は、相手を元気づけること。元気づけるとは、最高の笑顔で相手に接すること。
    ② 整理整頓は気づく人間になる、基礎力を高める。

    ステップ8 未来像/ビジョン

    ステップ8

    社員の未来像【処遇】の作り方

    社員の未来像とは、将来社員の給与をどのようにするかを決めることからはじめます。
    「社員の将来の給与は、同業種同地域における平均給与の10%UPを目標とする」ことが望ましいです。
    また「社員が持ち家を持てるような給与を実現する」「家族旅行を年三回行けるような給与額を目標とする」など、具体的な目標を掲げます。

    さらに勤務時間については、「将来〇〇年後までに残業を月〇〇時間以内とする」「社員は〇〇時に帰宅できるような勤務時間とする」なども記載します。

    また福利厚生については、働ける現役世代の在職中よりも、社員の将来における老後を重視して、老後の生活に資金的に余裕ができるような体制を構築することが望ましいです。
    例えば「定年後も嘱託で働ける環境を整備する」などです。

    社員の未来像 参考例

    「社員の給与を、業界平均の10%高を目指す」
    「勤続10年以上の全社員が、持ち家を所有できる給与を実現する」
    「一ケ月の残業時間を全社員、月平均20時間以内にする」
    「老後も働ける会社創りを目指し、定年後65歳以降も働ける会社にする」

     

    ステップ8ビジョン2

    社員の未来像【将来のコース】の作り方

    社員における将来のコース
    社員の将来の進む路を定義化して、社員に見せる事で、社員は自分の未来像が描くことができます。

    将来のコース 参考例
    ①社長、幹部、取締役
    組織のために、部下のために働くことは大きな遣り甲斐です。
    多くの人の人生と関わることになるため、とても責任が重い仕事ですが、みんなのため、お客様のために、本気で時間を使うことが出来る人にやってもらいたいと考えています。
    本人の申し出、又は社長からの依頼により、本社の社長・幹部になることができます。

    ②支店長、子会社の社長
    支店や子会社など、組織全体を俯瞰して、お客様の成長・部下の成長を支援し、さらには組織の全体像を俯瞰しながら、組織長として活躍して頂きます。
    人間性・人格も要求されますが、遣り甲斐がある仕事です。

    ③リーダー、サブリーダー
    部下を持つことが苦手だか、専門的な技術力はある人。
    高い専門性と技術力でお客様に素晴らしいサービスをすることは、お客様から感謝されます。
    お客様にサービスすることが大好きであるが、人を管理することが苦手な方は、プロフェッショナルとして活躍して頂きます。

    社員の未来像(将来のコース)では、組織図で将来目指すべき役職を明示し、将来目標とする役職地位を各社員がイメージできるようにすることが大切です。

     

    ステップ8ー3

    事業規模の未来像の作り方

    事業規模の未来像とは、多くの中小企業の経営者は、日々の仕事に追いまわされ、目の前の仕事を追いかける傾向にあります。

    ダイエットに例えると、健康のために痩せると「目的」を掲げ、「目標」として一ケ月で5キロ痩せると定め、日々体重計に乗る、日々の食事を意識する、適度な運動をするなど、目標に向かって頑張ると思います。
    これは会社経営でも同様で、目的を経営理念として掲げ、さらに具体的な目標を定めることで、目標実現のためのエネルギーとなります。

    例えば、
    ・ 「20▲▲年までに、社員100人の企業になる」
    ・ 「〇〇地域、○○でナンバーワンになる」
    ・ 「〇〇業界の〇〇の分野で日本一になる」
    ・ 「20▲▲年までに、事業規模を現在の▲▲から✖倍にする」

    事業規模の未来像では、事業規模における具体的な指標を織り込んだ、未来像を描くことで、社長が将来目指している具体的なイメージが社員に伝わりやすくなります。

    事業規模の未来像 参考例

    「2025年までに、年商10億円・経常利益1億円・社員数100人、お客様数1000社の会社になる」
    「中小企業から信頼され、頼りにされる税理士法人、日本で一番になる」

    ステップ9 長期事業構想

    長期事業構想とは?

    長期事業構想は、世の中の変化を見据えながら、10年後~20年先の我が社はどのように生き残るのか、何をしなければならないのかを考える道具です。

    10年先は、遥か先なので見えないから考える必要がないのではなく、未来が分からないからこそ、敢えて長期的な視点で会社の将来を考える必要があります。

    長期事業構想ステップ9

    長期事業構想では、5年~10年ごとの期間で区切り、下記の項目について社長の構想を書き出します。

    ・重点商品
    ・お客様へのサービス提供
    ・形態・売上、粗利額、利益、従業員数(事業規模はどれくらいを目指しているのか)
    ・従業員の処遇・内部重点項目

    長期事業構想により、社長自身の長期的な会社に対する考えを整理することが可能となります。
    そして社員側も、長期事業構想により、将来の会社の方向性を知ることができるため、社員は安心して仕事に専念することができ、自分の成長ステージもイメージすることができます。

    長期事業構想のテンプレートはこちらからダウンロード下さい。

    ステップ10 行動指針

    行動指針とは?

    行動資産とは、会社で大切にしていることで、社員一人一人に大切にしてもらいたいことです。
    行動指針は、社員における行動の拠り所となる方針です。

     

    行動指針ステップ10

    行動指針 参考例
    10の行動指針 笑顔、全力、ワクワク、熱意、謙虚、素直

    1.お客様第一主義
    お客様を大切にする。お客様が企業の総てであり、事業の目的は「顧客の創造」である。
    2.毎日0.1%の成長
    小さな事をコツコツ積み重ねる。毎日0.1%の成長が10年で38倍の進歩になります。
    3. 原理・原則を守る
    常に何が正しいかを考え、物の本質を見る目を養って下さい。
    4. 仕事で嘘をつかない。正直な仕事をする。
    失敗・ミスはつきものです。しかし、常にお客様にも仲間にも正直に報告し、誠実に対応しましょう。正直が最高の解決策です。
    5.時間の使い方とモノを大切にする
    時間の使い方を考え、大切にする。時間も物も、もったいないという生き方をする。
    6.報・連・相。そして約束を守る
    報・連・相は信頼の行動。いくら仕事が出来ても報・連・相のない人は信頼されない。
    7.挨拶と「ありがとう」「感謝しています」「明るい笑顔」
    日々感謝の気持ちを持つ。小さな事でもお礼を言う。
    8.謙虚と素直
    謙虚とは、素直に他に学ぶ気持があること。どんなに頭のいい人でも、謙虚な人にはかないません。人生で成功する人は、謙虚な人です。人格の高い人ほど、謙虚である。
    9.志を共にする
    志を共にし、価値観が合うメンバーが集まると、居心地良く、仕事が楽しくなる。
    10.一人の100歩よりも、100人の一歩 属人化から組織経営へ
    1人で悩むよりは100人で悩み「衆知を集める」。1人の知恵よりもみんなの知恵。

    ステップ11 戦略

    戦略の作り方

    戦略1  商品とサービスにおける事業の方向性

    戦略1の商品とサービスにおける事業の方向性とは、自社の強みを生かし、お客様が求めている商品・サービスを時代のニーズに適合させて、「何をするか」「何をやめるか」を決めることです。
    そして、商品サービスを時代のニーズに適合させて、ライバルと「差別化」をすることです。

    戦略2  お客様の層(どんなお客様像に貢献するのか)

    戦略2は、商品やサービスを利用してもらいたい最適な利用者像(ペルソナ)を、年令・職業・性別・住所・地域・年収・役職・趣味・家族などまで、明確に設定します。
    そして、理想とする利用者像からのニーズを明確にし、自社の商品・サービスで、ライバルとどのように差別化するのかを「戦略」として考えます。

    戦略ステップ11

    ※中小企業において、戦略で差別化することが難しいのが現実です。
    経営計画書の作成において、戦略の作成過程で筆が止まる場合は、作成初年度は空欄でも構いません。
    経営計画書の作成初年度は、特に完璧を目指さないことが作成を成功させるコツです。

    ステップ12 組織図

    組織図

    組織図は、会社の目的である、経営理念・使命感を達成させるために、各社員をどのように役割分担するのかを明示した、組織の設計図です。

    1、組織図の基本
    ①組織は、ピラミッド型の組織とする。
    ②指揮・命令系統や、権限と責任を明確にした組織図とする。

    2、組織図の作り方
    ①オーナーと社長の間に線を引きます
    ②組織図には会社にとって必要となる全ての機能と仕事が書き込まれており、会社が成長して社員が増えても、役職者の名前が変わるだけで、やるべき仕事は変わりません
    ③組織図は、役職の一つ一つに説明を付け加え、役職の枠に名前を書き入れて下さい

    3、組織図を作って分かること
    組織図には、組織のトップである社長に、あなたの名前を書き込んで下さい。
    どんなに大きい会社でも、中小企業でも組織のトップである社長は一人です。
    そして次に、①営業部、②▲▲事業部、③管理部(人事・経理)の三つのボックスに、責任者の氏名を記載して下さい。

    最低限の基本的のサンプルとして、営業部と▲▲事業部と管理部の部署としました。
    この営業部、○○事業部、管理部における三つの部署から、常に社長に直接報告が行く必要があります。

    あなたの会社の状況に応じて、他の部署も付け加えて頂きたいのですが、最低限この三つの部署は、部署名と管理者名、そして現場の各担当者の名前を記載して下さい。

    現在、社長自身が複数の部署のトップを担当しつつ、現場の担当者も兼務している状態が、中小企業では現実的な姿だと思います。
    重要なことは、社長が責任者として、複数の部署の部門長として、さらに現場の一担当者として仕事をしているということは、各部署の仕事が不完全な状態であることを、社長自身が気づくことが大切です。

    社長が複数の業務を兼務している状態は、会社の機能として不十分であり、社長業もできていなことを、社長自身が理解して下さい。

    組織の未来に向けて考えるべきこと
    ・社長が兼務している役職はどこか、いつまでに、誰に任せるのか?
    ・3年後をイメージして、どこの役職を、誰に任せるのか?
    ・採用で補う必要はあるのか?

     

    会社の機能
    あなたの会社で、組織図における各部署に専属の担当者がいなくても、誰かが(中小企業の多くのケースでは社長)その役職を担当しています。
    問題は、社長のあなたが、多くの役割を担っている為に、各部署の仕事をフルタイムで役割を担っている状態に比べると、正確に各部署の役割りを果たしきれてないことです。
    それは、組織としての機能が不完全な状態になっていることを表しています。

    組織図を作成する上で大切なことは、「人に仕事を付ける」のではなく、「仕事に人をつける」イメージを理解することです。
    組織図の存在により、人ではなく、機能中心の会社システムを作るイメージが持てるようになります。
    特定の社員に頼る経営をしていると、特定の社員が退職した際に、売上が大きく下がるとか、大きな取引先を失うとか、会社を揺らがす問題が発生します。

    組織図のテンプレートはこちらからダウンロード下さい。

    ステップ13 戦術「○○に関する方針」

    ステップ13「個別方針編 戦術」では、個別方針のサンプルを、そのまま掲載しました。

    ここの方針編の内容は、会社の状況に応じて異なります。
    このサインプルを、そのままご使用して頂くか、又は会社の状況に応じて修正・書き換えをして、ご使用下さい。

    個別方針編戦術ステップ13

     

    お客様第一主義に関する方針
    会社の存亡の鍵は、お客様が握っている
    我が社はお客様第一主義に徹する

    お客様第一主義に関する方針

    1、基本
    お客様からお買い上げ頂いているからこそ、我が社は存在できる。
    我が社の商品とサービスがお客様から喜んで頂いた結果として、売上になり利益が生み出される。
    お客様がいなかったら我が社は存続できない。お客様の要求は絶えず変化していくため、我が社を常に作り変える。

    2、目的と理由
    (1)会社の売上と利益は、お客様のみから発生する。
    (2)会社の全員がお客様から給与を頂いている。我が社が成長発展するか、倒産するかは我が社の商品とサービスがお客様から評価いただき、喜んで頂けたか否かに掛かっている。
    (3)お客様が我が社の商品・サービスをご購入頂けるお陰で、社長をはじめ社員一同が生活できる。
    (4)お客様からの要求・要望に応えることが我が社の使命である。決して自己満足の商品・サービスではなく、お客様のニーズを読み取り、同業他社よりもお客様の為になる商品とサービスを提供する。
    (5)お客様からの要求は、本来面倒で手間暇が掛かることを肝に銘じる。
    (6)お客様からのクレームは、他の業務よりも最優先する。
    (7)お客様は、どの会社から商品・サービスを購入するか自由である。お客様に我が社の存亡は握られている。
    (8)お客様の要求が満たられて、お客様のお役に立つことで、お買い上げ頂け、最終的にお金を頂ける。
    (9)お客様により良い商品とサービスを提供するために、社内に混乱を起こす。
    (10)お客様に貢献できていなかれば、利益は獲得できず、見捨てられる。
    (11)お客様の要求は、市場の環境変化に応じて変わっていく。常にお客様の要求を敏感に感じ取り、商品とサービスをお客様の要求に応じて、変化発展させる。
    (12)お客様に良質な商品とサービスを中長期的に提供し続けるには、正当な報酬を頂く必要がある。よって安易な値引きは禁物である。
    (13)お客様第一主義を全社で徹底することで、我が社はお客様から強い信頼と支持を得られ、会社が発展できる。
    (14)我が社は、お客様に幸福と満足・安心をご購入頂いている。

    新規事業に関する方針

    新規事業に関する方針
    1、基本
    終身雇用に基づく従業員の生活の安定と向上を目指し、お客様に良い商品・サービスの提供をし、そして未来の我が社における長期的な安定・成長・発展のために、新商品・新サービスを開発する。

    2、新商品・新サービス
    (1) 新商品・新サービスの開発責任者は社長である。
    (2)現在の商品・サービスは、未来においても同様に売れる保証は一切ない。
    (3)お客様が求めている新商品・新サービスの提供によって、我が社の事業構造を変えることで、我が社は生き残ることが出来る。
    (4)お客様が要求は時代と共に変わる。お客様が求めている環境の変化に対応した新商品・新サービスを提供する。
    (5)お客様から喜んで頂ける、高付加価値の商品・サービスを開発する。
    (6)大手が手を出しにくい、小さな市場を狙い占有率を確保する。

    3、新商品・新サービスの開発テーマ
    (1) お客様から必要とされている事業か。
    (2) 我が社が高収益の事業構造を作れるか。
    (3)地域NO.1となれるか。
    (4) 情熱熱意を持って取り組める事業か。
    (5) 我が社が強く得意な分野はどこか、得意分野は何であるかを理解する。
    (6)これから成長発展する事業分野であるか。

    4、新商品・新サービスの考え方
    ①(市場浸透)現商品・サービスを、現市場に投下する。
    ②(市場開拓)現商品・サービスを、新市場に投下する。
    ③(商品開発)新商品・サービスを、現市場に投下する。
    ④(多角化)新商品・サービスを、新市場に投下することはリスクが大きすぎる為、当社(中小企業)はやらない。

     

    新規事業に関する方針2

    お客様に関する方針
    お客様は私たちの財産である

     

     

    お客様に関する方針1

    お客様に関する方針2

    1、基本
    お客様は私たちの財産である。お客様の会社の現在の規模ではなく、優良なお客様が多いほど、私たちの会社の経営は安定する。優良顧客数〇〇〇社を目指す。
    社員と家族における生活の安定を繁栄は、お客様との取引に掛かっている。多くの会社が、我が社とお付き合い頂いていることに感謝し、お客様からの期待に応える。
    (1)我が社はお客様第一主義を徹底する。
    (2)お客様からの要求を満たすことが、我が社の生き残る道である。
    (3)我が社における本当の支配者は、お客様である。
    (4)お客様からの要求には全力で応え、例え、少額の商品であってもスピード重視で対応する。
    (5)お客様から可愛がられ・愛され・信頼される会社になる。
    (6)私たちの任務は、お客様への商品・サービスの提供である。利益よりもサービスを重視し、些細な事でも誠意を持って対応し、お客様から信頼をして頂けるよう努める。
    (7)お客様から可愛がられ、親しくなることで信頼される。いつも明るく接し、良好な人間関係を構築することを心掛ける。

    2、お客様との関係性
    (1)目先の利益にとらわれず、お客様に満足して頂くことで、将来的に会社の発展となる。
    (2)お客様とは真の人間関係を深める。人間関係を構築するには相手の名前を覚えることが大切である。自分の名前は皆特別なものであるため、名前を呼んでくれる人には親近感を覚える性質がある。
    (3)お客様への訪問回数と受注量は比例するため、訪問回数が多いほど成果があがる。

    3、お客様の不満を感じ取る
    (1)お客様が去っていく原因はこちら側にあるため、謙虚な気持ちで理由を考える。
    (2)お客様の不満・無言のクレームを未然に察知する意識を持ち、即座に関係性を修復する。
    (3)新規のお客様が増えても、既存のお客様が去っていくようであれば、サービス体制における問題は非常に大きい。
    (4)全従業員が、お客様からの不満や無言のクレームを感じ取る、敏感な感性と意識を持ってお客様に対応する。

    4、新規お客様の開拓
    新規開拓が、私たちの売上と利益を増やし、社員の給与の高給与を実現する。
    (1)人間性と人間関係でライバルよりも差をつける。そして訪問回数で差をつける。
    (2)社長に熱い情熱があり、前向きで将来性がある優良な新規のお客様が増加することを目指す。(現在の規模は一切関係ない)
    (3)優良顧客の開拓は、最重要課題である。私たちの発展と成長は、素晴らしいお客様とどれだけお付き合い頂けるかに掛かっている。
    (4)私たちは、全員で新規顧客の開拓に努める。全員が営業であり、責任者は社長である。
    (5)私たちは、安定して成長発展を続けるために、新規の顧客を獲得し、地域の占有率を高める。
    (6)我が社の未来における成長は新規開拓が大切である。
    (7)口コミ・取引頂いているお客様のからの紹介を増やすためには、日頃におけるお客様への心のこもったサービスを意識する。
    (8)〇年以内に、優良なお客様数〇〇社とする。
    (9)会社の価値は、優良なお客様とどれだけお付き合い頂いているかの、質と量で決まる。
    (10)お客様の行事には必ず参加する。
    (11)新規で獲得したお客様は、1年間は自社の利益を考慮せず、お客様からの要望と満足度を満たす。

    5、心構え
    (1)お客様に対して、礼儀を忘れてはならない。
    (2)清潔感を意識する。
    (3)宗教、体形、学歴などのことは聞かない。
    (4)明るさと笑顔、良い人間関係、そして可愛がられることを意識する。

    6、得意先区分
    昨年の取引金額と成長性をベースに、下記の通りお客様の格付けを行い、定期訪問を行う。

    格付け年間取引金額方針訪問回数
    社長担当者
    最重点得意先SS〇〇万円以上最大限の重視。
    同業他社の2倍以上を訪問。
    週 回週 回
    重点先得意先S〇〇万円以上重視。
    同業他社の2倍訪問。
    月 回週 回
    安定先得意先A〇〇万円以上重要取引先。
    特に大切なお客様。
    月 回月 回
    一般得意先B〇〇万円以上通常どおりのサービス提供。
    大切なお客様。
    年 回年 回
    成行得意先C〇〇万円以上成行任せ。
    積極的にサービスの提供や営業を行わない。
    なしなし


    7、外部協力者
    (1)売上を頂ける方々だけが、お客様はではない。
    (2)運送業者・外注先・取引をして頂いている業者様全てが、我が社のお客様である。感謝の気持ちで接すること。

    8、電話と来社の対応
    (1)電話は1回で出る。
    (2)最初に電話に出た人が、会社を代表する我が社の顔である。誠心誠意、会社を代表しているという気持ちで対応する。
    (3)電話対応は、笑顔と笑声で明るく、ワンオクターブ上げて「あっ、〇〇様ですね」と言って明るく対応する。
    (4)こちらから電話は切らない。
    (5)電話の取次ぎメモは、会社名・お名前・内容まで正確に伝える。
    (6)担当者が不在の際は、電話を受けたものが担当者にメールで伝言する。そして電話を受けたものが口頭で担当者に伝えるまで、電話を受けたものの責任である。
    (7)来社頂いた際は、全員で立って明るく「いらっしゃいませ」と挨拶をする。帰り際も「ありがとう御座いました」と全員で立って挨拶をし、担当者はエレベーターまで送り出す。送り出す際には、一言言葉を付け加え、お客様に感謝の気持ちを伝える。

    商品・サービスに関する方針
    品質日本一の商品・サービスを目指す
    商品・サービスの品質を高めることは、超優良企業になるための必須条件

    商品・サービスに関する方針

    1、基本
    (1)商品とサービスは、期日厳守と品質が生命線である。期日と品質を守る為には、素早く仕事に着手することが大切である。素早く取り掛かることで、頭に意識のアンテナがはり、スムーズに仕事が進むようになる。
    (2)我が社はお客様に満足して頂ける優れた品質の商品・サービスを作り、徹底して他社との差別化を行う。
    (3)変化のない商品は飽きられる為、商品を深堀りして品質を高める。商品改良を行う。
    (4)お客様の要求を満たすために、新しい商品の研究を日常業務として行う。
    (5)我が社が得意とする〇〇商品・〇〇サービスについては、徹底的に強化する。不得意・弱い商品・サービスは切り捨てる。
    我が社は、効率化よりも手間暇掛けた、面倒くさいサービスを行う。

    2、商品とサービス
    (1)お客様のニーズを探し続け、新商品開発とお客様へのサービス向上の徹底をはかる。
    (2)お客様が求める商品とサービスは、時代とともに変化していく。常にお客様に喜んで頂ける商品を深堀リ、さらにお客様のニーズを先取りし、時代の要求に応じて新商品の開発を常に行い続ける。
    (3)自社の商品は、我が社の財産である。
    (4)サービスは、明るい挨拶・訪問・丁寧な電話対応・メールでの連絡・書類の提出など、お客様と直接対面で行うものと接触しないものを含むが、いずれのサービスの大切である。まずは会うこと、次は電話で、メールは最終手段である。
    (5)お客様との約束・納期は絶対に守る。品質を大切にして納期・約束守り、スピーディーで親切な対応をし続ければ、武器となり、ライバルにお客様を奪われるリスクが減る。

    3、新商品・サービスの開発
    (1)性能が良く立派な商品でも、お客様からの要求に合致していなければお客様からは購入して頂けない。
    (2)商品が勝手に広まるような、お客様が購入して頂ける価値ある商品を新たに開発する。
    (3)新商品・新サービスを開発したら、お客様に購入頂くのではなく、まずは試作品としてお客様に使ってもらうことが大切である。
    (4)新商品・新サービスを販売したら、その後商品・サービスの改良を常に行う。商品に磨きを掛け、改良に改良を重ね、深堀を行う。
    (5)新商品と新サービスの開発と改良を常に行うが、お客様の要求と市場の変化に応じて、需要がない商品・サービスは排除・廃棄していく。
    (6)繁忙期と閑散期の差を取り払うために、閑散期でもお客様が購入可能な新商品・新サービスを開発する。

    採用に関する方針
    採用は我が社における将来の生命線
    「適切な人材」を忍耐強く、探し続ける。

     

     

     

    採用に関する方針1

    採用に関する方針2

    採用に関する方針3

    1、基本
    (1)価値観を共有でき、この仕事に向いている人を人間性と資質を重視して採用する。資格・経験は問わない。技術は、素直に学ぶ姿勢と学習する習慣があれば、入社後でも本人の熱意と努力により身に付く。
    (2)定着率を高める。退職比率を少なくする。
    (3)丁度よい状態はない。いつもアンバランスが良い。みんなの要求に従えば、倍の人数でも尚、足りない。
    (4)新卒と若年層の未経験を中心に採用する。
    (5)パート・正社員共に定年まで働く意思のある者のみを採用する。

    2、採用方針
    (1)採用基準は人間性・人柄と素頭(すこうべ)の良さで、教育により育てる。採用費用は将来への投資である。
    (2)採用の最終決定は、所長が行う。
    (3)人間の資質を変えるのは難しい。人柄重視・資質で採用し、技術を教える。下記基準を満たしていない場合は、決して採用してはならない。


    3、採用基準
    ①~⑥は正社員・アルバイト・主婦パートにおいても絶対条件であり必須。
    素直か?素直な人は他人の知恵を生かせる人である)
    謙虚か?(学ぶ姿勢、話を聞く姿勢が大切)
    ③地頭は良いか?(受け答えの反応で判断、学ぶ習慣があるか?)
    ④コミュニケーション能力はあるか?
    ⑤規律があるか?(規律があれば管理が不要)
    ⑥長期的な勤務をする意思があるか?(
    10年先の組織の未来)
    ⑦愛社精神は持ちそうか?
    ⑧働くことを目的としているか?意欲があるか?
    ⑨資質は明るいか?
    ⑩人と話をするのが好きか、人が好きか?
    ⑪話す相手のペースに合わせられるか? 人の話を聞けるか?
    ⑫環境変化に対応できるか?
    ⑬心の中に種火を持っていて、自分で自分のやる気に火を付けられるか?
    ⑭喜ばれることが好きか?
    ⑮運がよいか?
    ⑯面接官自身が、応募者を指摘して直すように注意指摘できる相手か?
    ⑰面接官自身が、応募者を教育して、成長させたいと思う相手か?

    4、面接時の質問
    (1)代表と同じ価値観で、思想を理解・受け入れる人のみ採用する。(同一性基準)
    (2)面接時の質問として下記を必ず確認すること
    ①あなたの大切にしていることを5つ挙げて下さい。
    ②あなたは運がいいですか?
    ③長期的に働く意思はありますか?
    (3)中途面接の質問
    ①あなたの今までの経験の中で、あなた個人が成し遂げた最大の功績は何ですか?
    ②今までのあなたのビジネス経験の中で、あなたが犯した最大の失敗は何ですか?そして、その失敗経験から何を学びましたか?
    失敗をしたことがありませんという人は、何もして来なかった人である。さらに失敗から学ばない人はもっとダメな人。
    ③あなたの1年後、5年後、10年後、定年時の一人のビジネスマン・人間としての目標は何ですか?どういう人間になりたいですか?地位はどうですか?人間力はどうなりたいですか?なるべく具体的に述べて下さい。
    この三つの質問にしっかり回答できる人は、自分の生き方に責任を持っている人である。自分の生き方に責任を持たない人が会社の将来に責任を持つ事は考えられない。

    5、面接時のポイント
    (1)面接時の観察ポイントは、「目に光」。「声に張り」。どんよりとした目と声に張りがない人は採用しない。
    (2)転職回数の多い人は採用しない。
    (3)価値観・素直さ・協調性・人柄等は重視するが、適性検査を用いて学力は偏差値50以上の人を採用する。平均の能力があれば、価値観・資質を重視して採用する。
    (4)中途採用は契約当初は3ヶ月の有期雇用契約とする。3ヶ月後所長承認のうえに本採用する。この仕事に向いていないものは採用してはならない。
    (5)例え仕事の能力が高く、仕事ができそうに見えても、当社と価値観が異なる者は決して採用してはならない。
    (6)新規案件が多い為、常に新しい事が好きで、新しい事に対して積極的に取組む事ができる人を採用する。
    (7)採用基準に合致する良い人材は、積極的に我が社をアピールし、惹きつけ、入社して貰えるように促す。
    (8)採用基準に合致する良い人材は、最終選考までやらず、早急に内定の結論を出し、他社の面接に行かないように心掛ける。

    6、採用の流れと条件
    (1)採用の流れは次の通りとする。「書類審査」→「一次選考・適性検査」→「二次面接」→「最終面接」→「採用」
    (2)10年後の会社の未来像をイメージして、一緒に将来的に働ける若手の未経験者の採用を増やす。
    (3)内定者は、社内環境に触れるため、入社前に経営計画書を熟読する。
    (4)新卒の本採用までの期間は、アルバイト勤務を歓迎する。

    7、採用選考の原則
    (1)疑問があれば採用せず、適切な人を探し続ける。最終的な選考は人手不足でも妥協をしない。
    (2)選考は新卒・人手不足時における中途であろうとも、決して妥協してはならない。専門的な技術や科目合格・学歴に目を奪われ、不適切な人・採用条件に合わない人、疑問がある人は決して採用してはならない。一人の採用の誤りが、社内の混乱を引き起こす。
    (3)選考初期は迷ったら上げる。選考後期は迷ったら落とす。
    (4)中途経験者採用は、在職中・退職後も事務所を混乱させるため、特に注意を要する。ジャックウエルチ氏の考え方に従い、技術よりも価値観・思想を最優先する。採用は我が社の生命線です。
    (5)採用は、面接官全員が採用を了承したときのみとし、慎重に行う。
    (6)単にプライベートを充実させる手段で働く人、時間で仕事をする人を採用すると仕事が荒れるため、不採用とする。人を喜ばせる事に関心がない人は自分にしか興味が無いため「熱意を持ち・働くことが目的」とする人のみ採用する。

    8、目標
    新卒3名 正社員
    パート・アルバイト3名 20代~主婦30代
    中途経験者1名
    人間性の資質・コミュニケーション能力を重視して採用する。

    9、面接の方針と方法
    (1)面接希望者の日程に合わせ、早く面接する。
    (2)履歴書到着後の面接日程は 24 時間以内に連絡する。
    (3)面接後合否は 48 時間以内に連絡する。
    (4)採用面接は、社長・従業員を含め毎回3名で、さらに3回面接を行う。面接担当者は面接チェックシートを用いて応募者を評価する。
    (5)応募者の過去・経験を掘り下げる質問を行う。能力特性を見極める為に、その能力が発揮された場面を確認する事。したがって、面接では応募者の過去を掘り下げることが大切。過去を掘り下げるには、成果を最初に聞くのではなく、その状況と役割を確認する。その上で行動・成果を確認し、過去の経験に基づいた能力特性を確認する。

    環境整備に関する方針
    環境整備は心を磨き、人格形成の基本となる。

     

     

    環境整備に関する方針1 環境整備に関する方針2

    1、基本
    環境整備はお客様への良いサービス提供の基本である。環境整備なくして長期的な安定・成長・発展は無く、お客様へのサービスと商品品質の安定・向上の土台である。品質向上もサービス向上も、原点である環境整備を徹底することからはじまる。
    我が社は長期的な安定・成長・発展を目指している為、その場しのぎの小手先のテクニックを駆使しても、長期的な会社運営はできない。
    よって事業運営の土台となる環境整備を重視する。

    環境整備の目的は、全社員における社会人としての基礎力を身に付けるためである。

    2、環境整備の項目
    我が社の環境整備は、整理・整頓・清掃・躾・礼儀・規律から成る。

    (1)整理
    理は、不要な物を捨てることからはじまる。
    ・各書類はあらかじめ保管場所を決め、誰でも取り出せるようにする。
    ・机の上は、帰宅時に何も無い状態にする。

    (2)整頓
    頓は、物品や事務用品の置き場所をあらかじめ決め、使いたい人がすぐに使えるようにすることである。
    整理整頓チェックシート
    整理整頓を実施することで、物を探す時間が無くなり、生産性が向上する。

    (3)清潔清掃
    社全体が清潔感で満たされている職場とする。汚い職場は恥であることを肝に銘じる。
    ・トイレの便器・便座・床などの隅々まで、社長が率先して徹底的に磨き上げる。
    ・会社内の床にゴミ・塵が一つも無くなるよう、掃除する。
    ・ゴミは即座に拾う。
    ・会社の照明を明るくする。
    ・掃除道具は全て揃える。
    ・清潔な服装、匂い、容姿、身だしなみには細心の注意を心掛ける。身だしなみを整えた清潔感は、相手に好印象を与える。不潔は、相手に対して失礼である。

    (4) 躾
    躾とは、集団社会である会社において、ルールやあらかじめ決められていることを守るよう徹底し、礼儀作法やルールを身につけさせること。

    (5) 礼儀
    礼儀の基本は、挨拶である。
    挨拶は、大きな声で、相手の目を見て、明るく・元気に・心を込めて丁寧に、相手に伝わるよう笑顔で行う。
    挨拶の目的は、相手に気持ちよくなってもらい、コミュニケーションを円滑に行うためである。
    挨拶は〇〇さん、「おはようごさいます」「こんにちは」「こんばんわ」「ありがとう御座います」「行ってきます」「行ってらっしゃい」「ただいま」「お帰りなさい」「お先に失礼します」「お世話になっております」などである。

    (6) 規律
    会社の決定は必ず守る。
    規律がない統率が取れていない会社は、一人一人が勝手な方向性を向き、経営の舵取りを失い、企業競争の戦いに敗れる。規律とは、社長・上司の指示命令や会社のルールを守り・実行することである。
    ①約束を守る
    ②時間厳守
    ③会社・上司からの指示、命令を守る
    ④途中と完了のホウレンソウをする。

    3、環境整備のチェック
    環境整備チェックの目的は、環境整備により商品とサービスの品質を高め、お客様第一主義を成し遂げることである。
    ・環境整備のチェックは、毎月最初の営業日に行う。
    ・チェック担当の責任者は社長である。
    ・環境整備は全て勤務時間内に行う。
    ・環境整備の点数は、賞与・給与・昇給に影響させる。

    クレームに関する方針
    お客様の存在があってこそ、我が社がある
    クレーム対応は重要業務である

     

    クレームに関する方針

    1、基本
    クレームは誠意をもって対応し、他の業務よりも最優先する。
    クレームが発生したら社長をはじめ、上司に素早く報告し、誠意を持って対応する。
    (1)クレームは、お客様から大切なメッセージ・警告であり、お客様は悲しんでいる。
    (2)クレームは、我が社のサービスレベルを上げる、お客様から頂いた貴重な情報提供である。
    (3)赤信号を無視してはならない。
    (4)クレームは会社の信用を落とすが、適切にクレーム対応することで、我が社の信用が上がるケースもある。

    2、クレームの報告
    (1)クレームを受けたものは、社長と上司に報告する義務がある。
    (2)クレームの報告を行ったものは、一切責任は問わない。全社員が熱心にお客様の事を思い仕事をしていても、クレームは発生する。
    (3)クレームの報告を社長と上司に怠ったものは厳しく処罰する。さらに、降格・給与と賞与の減額を行う。
    (4)24時間以内に、クレーム報告を社長と上司に行い、報告書は2日以内に提出する。

    3、クレーム対応
    (1)他の全ての業務よりも最優先してクレーム対応をする。
    (2)クレームに対応するための費用と時間は無視し、素早く対応する。
    (3)言い訳せず、ひたすら「謝る」。誠意を持って素早くお客様のところまで謝罪に行く。
    (4)お客様の落ち度を責めない。「大変申し訳御座いませんでした」と心から謝る。
    (5)お客様が納得して頂けるまで、誠意を尽くす。
    (6)クレームの原因を究明し、再発防止の対策を策定し、お客様と社内に情報共有する。
    (7)正しいクレーム解決方法は、クレームを生かすことにより、お客様と強固な信頼関係が生まれる。
    (8)人は誰でも一生懸命やっていてもミスや失敗をすることはある。大切なことはクレームの後始末で、誠実・迅速にクレーム対応することで、信頼を頂けることもある。
    (9)同じクレームを二回起こした者は、処罰する。
    (10)クレーム対応後、文章で所長に再発防止策における方法の提示と経緯・結果を一週間以内に報告する。

    社員に関する方針
    「お客様第一主義」と「社員第一主義」を実現するために社員教育を行う

     

    社員に関する方針

    1、基本
    経営計画書を実現するために、社員教育を行い、社内での価値観の統一を図る。変転する市場におけるお客様の要求に応え、高収益の事業構造を作り上げ、全社員の幸福を実現する。

    2、目的
    (1)一人一人が経営計画書に書かれていることを理解し、実践できることを社員教育の目的とする。
    (2)経営理念を実現する。
    (3)お客様の要求要望に素早く対応し、ライバルとの競争に勝てる組織にするために社員教育を行う。
    (4)社員教育の結果、経営計画書を全社員が理解し実践することで、全社員が幸せになることが教育の目的である。

    3、経営計画書
    (1)社内教育の教科書は、経営計画書である。
    (2)経営計画書の方針から戦略・個別方針まで、心に染み込むまで徹底して、同じことを繰り返し教育する。

    4、セミナー・研修
    (1)技術教育は、社外のセミナー、外部研修を活用してもいい。
    (2)外部開催のセミナーや研修の受講は、将来の見込みのあるもの、優秀な者ほど多く受けさせる。
    (3)会社の目的と目標達成のため、経営計画書を強化処置して、社員研修を週1回程度行う。
    (4)お客様第一主義実現のため、社員教育の予算は年商の2%とする。

    社員教育に関する方針
    社員の生活の安定と向上を目指すために「お客様第一主義」を追求する

     

    社員教育に関する方針

    1、基本
    縁があり、この会社で共に働ける喜びを感じ、社員と家族を守る為に、全社員でお客様に対して喜んで頂けるサービスを行う。
    私たちの現状は苦しく、厳しく、そして今後も険しい路である。しかし私たちは生き残る為に、強い絆と団結力で、社長の示す方針通りに実施し、市場競争を勝ち残る。そして、社長をはじめ全社員一同が、ワクワクと生きがいを感じる、前向きで明るい会社にする。
    (1)社員における生活の保障と向上を目指し、私たちの会社は高収益で高賃金の会社になる。
    (2)社長は、社員と会社を全力で守る。社員は、社長の方針を守り実施する。
    (3)給与・賞与は、〇〇地域における10%高を目指す。
    (4)社員が、もし災害・事故・怪我等に合った場合は、全社をあげて救済し、安心して生活ができるように会社は最善を尽くす。
    (5)社員の待遇は、年功序列によらず、能力に応じる。忠実に努力して成果を出した社員は厚遇する。
    (6)明るく、活き活きと楽しく働ける職場を目指し、愛社精神が持てる職場にする。働く会社が好きになるほど、日々の仕事が楽しくなる。
    (7)お客様の事を心から大切にし、愛社精神を持っている社員が、いい社員である。

    2、ホウレンソウ
    (1)報告・連絡・相談を社長や上司に随時行うことは、社員の義務である。
    (2)社長・上司からの指示は、具体的にかつ期限を示し出し、社員は期限までに報告を行う。
    (3)上司や管理者は、部下から報告が上がっていません、とはお客様に言えないため、素早く報告を行う。
    (4)上司や同僚との報告を随時行うことで、仕事が円滑に進むようになるため、必ず報告を行う。

    3、社員教育
    (1)人材の質を高める為に、社内での教育と社外での教育を行う。
    (2)一流の専門家になるために、知識や技術や経験を身に着けると共に、挨拶・礼儀・マナーなどの人間性の教育も重視する。
    (3)社員が視野を広め、お客様に喜んで頂けるサービスを提供するため、優秀なものから優先して外部研修に参加させる。

    4、経営計画書の実行
    経営計画書に書かれていることは社長の方針であり決意である。経営計画書を実行するためには、経営計画書を理解して、全員で学ぶことから始まる。
    (1)経営計画書は、会社の教科書であり、何度も何度も繰り返し読み、内容を理解する。役職が上のものほど、経営計画書を深く理解している。
    (2)経営計画書に書かれている内容は、我が社が生き残るための条件であり、社員には経営計画書通りに実行する、実施責任がある。
    (3)経営計画書は、常にカバンに入れて持ち歩く。
    (4)毎日朝礼にて、経営計画の読み合わせを行い、内容の理解と実践に努める。
    (5)社員が経営計画書の方針について理解できてない場合は、理解するまで社長や上司は根気強く教える。

    成長の道筋

    会社はなぜ成長するのでしょうか。

    それは会社が成長しないと、社員の給与を上げることはできません。
    社員は、結婚して子供を持ち、子供も成長してお金がかかるようになります。
    そして、家を持ちたくなることは当然でしょう。

    会社が成長しないと、社員の将来の生活の安定と向上を示せませんので、戦略を持ち、会社は成長する必要があります。

     

    成長の道筋

    一人で起業しらた、3人の会社になり、その後10人の会社を目指します。
    そして、10人の会社になったら30人の会社を目指します。そして30人の会社になったら、さらに100人の会社を目指します。

    10人までは社長一人で会社を見られますが、30人の組織になるには「志が共有」できるNo.2に出会う必要があります。

    価値観「志」が共有できてない者をNo.2に据えると、お客様を持って独立していきます。
    No.2の最低条件は、独立しないことです。
    そして価値観「志」が共有できていることも必須条件となります。

    経営計画書を作りの大きな目的として、価値観「志」が共有できるNo.2と出会うことがあります。
    そして100人の会社になるには、3人の優秀な幹部を育てる必要があります。
    一番大切なキーワードは、No.2に出会うことです。
    No.2で出会う為に、「経営理念・使命感・ビジョン」が必須となります。

    組織が成長するには、経営計画書が絶対必要ですので、早めの経営計画書の作成活用をお勧めします。

    4経営計画書を作成するときに大切なポイント

    経営計画書を作成すると、あれも、これもと多くの方針を取り入れたくなります。
    やりたいことを沢山書いても、結局できずに、計画倒れになります。

    そこで、経営計画書を作成するときの大切なポイントは・・・

    ・テンプレートを活用する。考え方が合致する個所はそのまま活用して、考え方が合致しない個所は削除又は修正する
    ・方針を絞り込む(重視することのみを書く)
    ・できることだけ、あと少しで、できそうなことのみを書く(できないことは書かない)
    ・社長の姿勢と決意を書く(社員に「このようにしろ」という社員の姿勢ではない)
    ・誰が読んでも判断を迷わないように、具体的に書く
    ・ページ数は、初年度は欲張らずに「30~50ページ以内」とする

    経営計画書は朝礼と社内研修、毎月の目標数字のチェックで使い続け、経営計画書を毎年更新して育てることで、会社が徐々に良くなります。

    立派な経営計画書を作成することが目的ではなく、良い会社を作る道具が経営計画書です。

    5経営計画書の活用方法

    ここまで経営計画書の作成についてお伝えして来ました。

    しかし経営計画書は作成できても、実際に活用しなければ「良い会社」創りは実現できません。
    経営計画書は使うことで、良い会社になり、会社の成長に近づきます。

    そして、経営計画書に書かれていることを社員に「ヤレ」と言うのではなく、社長自身がまず先頭に立って率先して実行することが大切です。

    経営計画書を正しく活用して、毎年経営計画書を育てて行くことで、会社は成長発展して行きます。
    もし経営計画書を作成活用していながら、会社が成長発展していないであれば、それは「正しく活用していない」ことが原因です。
    経営計画書の活用で、経営計画書に「魂」を吹き込む最初で最大のイベントは「経営計画発表会の開催」です。

    5-1 経営計画発表会の開催

    経営計画発表会では、経営計画書に書かれている方針や会社への想い、社員への想い、会社の未来の姿について、自分なりの言葉で熱い想いを、社長から社員に伝える儀式です。
    開催場所は、会社内でも、貸会議室でも、ホテルでも構いません。

    一番大切なことは「経営計画発表会を開催する」ことです。

    経営計画発表会では、銀行担当者、支店長、取引先や顧問税理士を招待することで、社長をはじめ、同席する全社員も緊張感が高まります。
    ぜひ来賓を招待して下さい。

    経営計画発表会のルール
    1.司会担当を決めて下さい
    2.社長からの発表時間は、1時間程度とします
    3.社員からの質問は、発表会では一切受け付けないこと
    4.社長から社員に向けて発表することを心掛けて下さい
    5.全社員、正装で参加すること
    6.発表会の場が引き締まるので、銀行担当者は必ず招待して下さい

    5-2 なぜ経営計画発表会を開催するのか?

    経営計画発表会は、社長から社員に向けての発表会です。
    そして、経営計画発表会の開催目的は、経営計画書に書かれている内容を実施する社員に伝えるためです。

    その社員が一番聞きたい項目は何でしょうか?
    それは、社員の未来像と自分の目線から見た会社の未来像です。

    社員の関心が高い、社員の未来像と事業規模の未来像を、社員に向けてしっかりと説明することが、良い経営計画発表会になるポイントです。

    社員側から見ると、社長の方針に従い実行することが、社員自らの生活の安定と向上に繋がるために、発表会では、社員も自分事として話を聞けるようになります。

    5-3 経営計画発表会 開催進行プログラム

    参考例

    (司会)←司会担当を決める
    皆さま、ご着席お願い致します。
    本日、司会を務めさせていただきます、〇〇〇〇と申します。
    よろしくお願いいたします。
    それでは、経営計画発表会を開催致します。

    (拍手)
    開会の辞 〇〇〇〇

    (開会・閉会の辞担当より)
    只今より、株式会社〇〇〇〇第〇期経営計画発表会を開会致します。
    経営計画発表会の開催に先立ち、本日のスケジュールを簡単にご説明致します。

    10:00から11時00分まで第一部の経営計画発表を開催し、10分休憩をはさみまして、11時10分から12時10分まで、第二部の社員の個人目標発表を行います。

    なお本来であれば、お客様のお席を前にご着席頂きたいところですが、経営計画発表会は、代表取締役〇〇から社員に向けの経営方針の発表会となります。
    よって社員が前の席、お客様が後の席とさせて頂いておりますこと、ご了承、宜しくお願い致します。

    それではこれより、第一部の経営計画発表となります。

    株式会社〇〇〇〇 代表取締役〇〇より発表させて頂きます。
    宜しくお願い致します。

    (拍手)
    (11:00まで代表取締役〇〇の発表) ←社長からの発表時間は一時間とします。

    下記1~9が、代表取締役からの発表内容の参考例です。

    1.経営計画書の目的と過去の振り返り
    2,前期の数字の確認(目標と実績の確認)
    3.中期事業計画。今後5年間の数字の説明
    4.事業規模の未来像、社員の未来像
    5.戦略、商品
    6.使命感、経営理念
    7.行動指針
    8.個別方針
    9.最後は『経営計画発表会にあたって』を魂と熱意を込めて読む&伝える

    (拍手)
    ありがとうございました。
    以上をもちまして、第一部は終了となります。

    第二部は、11時15分より開始となりますので、宜しくお願いします。

    (休憩明け)

    只今より、第二部、社員の個人目標発表を開始します。
    なお、発表順は入社順となっております。

    (全社員から前向きな目標を発表を一人3分程度。30人までの中小企業は全員目標発表。人数が多い会社は幹部・中堅職層のみ)

    それでは、〇〇より順に発表となります。
    よろしくお願いします。

    (各社員の発表)

    以上を持ちまして、第二部、社員の個人目標発表を終了致します。

    (拍手)それでは、来賓の方々より一言お願い致します。

    続きまして、閉会の辞 〇〇

    (開会・閉会の辞の担当より)
    「以上をもちまして、株式会社〇〇〇〇第〇期経営計画発表会を閉会致します」

    以上で、経営計画発表会を終了致します。
    本日ご参加頂きました皆様で集合写真の撮影を行いたいので、皆さまご協力お願い致します。

    昼食会は 〇〇時から1時間ほど「レストラン〇〇〇」で、行います。
    〇〇〇〇がご案内いたしますので、よろしくお願いいたします。

    (終了)

    5-4 経営計画発表会の動画

    ビジョン税理士法人の経営計画発表会の参考動画です。
    まずは経営計画発表会を開催することからはじまります。

    経営計画書の作成を決意し、経営計画発表会の開催を行うことで、あなたの会社は一歩前進します。

    2019年ビジョン税理士法人(旧 鈴木税理士事務所 経営計画発表会)

    5-5 経営計画書における活用の成果

    私が経営しているビジョン税理士法人では、経営計画書の活用前は、適当な理由で多くの社員から退職を告げられて来ました。

    「給与が安いから辞めます」
    「忙しいから辞めます」

    社員から退職したいと伝えられる瞬間、私は経営者として「自分の人格を否定」された感じを受けて、心を痛めて来ました。


    「何でまた辞めてしまうんだろう?」

    スタッフから辞めると言われる瞬間は、経営者として自分の不甲斐ない経営能力を責め、心底落ち込みます。
    数日間眠れないこともありました。

    優秀な社員ほど、会社の未来の姿に、自分の未来の姿を連想し、夢のない会社の未来に失望して、辞めて行くという話を聞いたことがあります。

    経営計画書の導入から5年後・・・

    経営計画書の導入から5年が経過した、経営計画発表会の第二部。
    各スタッフの決意表明の動画です。

    ご覧下さい。

    第二部 スタッフの決意表明(2020年経営計画発表会)


    https://youtu.be/BSmAxCaPGDU

    スタッフからのコメント

    藤原:私の目標は人を育てることです。そして、入社し方々に、この事務所に入社して良かったなと思える税理士法人にすることです。

    小池:私は仕事を通じて、お客様の「夢」に貢献したいです。

    半田:税務以外の些細のことでも、何でも気軽に相談して頂き、お客様のお役に立てるようになりたです。

    遠山:お客様のからのご質問に素早く対応することを心掛けていきたいです。さらに、周りの一緒に働く仲間の手伝いを、自分から率先してサポートしてきたいです。

    政所:初心を忘れずに、お客様に対して丁寧に接することを心掛けて、社長の良きパートナーを目指します。

    鶴﨑:頑張りたい自分と、仕事量のバランスが悪く、さらに失敗が怖くて、挑戦からすることから逃げていましたが、反省して、熱意を持って、失敗を怖がらず、常に向上心を持ち、日々成長し続けて行きます。

    香西:常に先回りして、お客様に寄り添って、一緒にワクワクする会社創りをサポートしたいです。一日一日を大切にして、日々0.1%成長できるように、過ごして行きます。

    入沢:謙虚に学ぶ姿勢を持ちながら、お客様に満足して頂き、信頼して頂けるようになりたいです。

    梅本:お客様や同僚からも、信頼して頂ける仕事ができるようになりたいです。

    新井:お客様第一主義を実現する為に、早く知識を身に付け、その知識を使ってお客様にお役に立てるようになりたいです。一日も早く一人前になりたいです。

    正木:何に対しても謙虚で、素直に向き合って努力を怠らない人になりたいです。

    経営計画書を全社員が理解して、活用することで、同じ価値観を持ったメンバーで仕事ができるようになります。

    価値観が揃うと、会社に一体感が生まれ、良い社風が作れます。

    良い社風ができると、お客様に対して、チームで良い商品サービスを提供できるようになります。

    そうすることで、お客様から喜ばれ、感謝していただけるようになり、社員が働き甲斐を感じてワクワク仕事をできるようになり、社内が活気づきます。

    5-6 経営計画書による社員教育

    経営計画書発表会を開催した後は、経営計画書を教科書として「社員教育」することで、価値観や考え方の共有を図ります。

    全社員で経営計画書に書かれている方針を実践するには、社員が方針を賛同し、社員が会社の方向性を理解して、当事者意識を備えている必要があります。
    そこで、経営計画書を教科書として、日々の朝礼と社内研修(週一回)で、社員が会社の方針の理解を深め、さらに徐々に数字の情報共有を行う必要があります。

    また、社員から経営計画書に掲げた方針の協力を得られるには、「会社の将来と社員自身の将来が連動」していることを理解する必要もあります。

    会社の未来と社員自身の未来が連動していることを理解すると、自分の将来は会社の将来に掛かっていることにが分かります。
    よって、社員は会社の成長発展に協力することこそが、自分の将来の安定と生活の向上に繋がることになります。そうであれば、社員の側から見ると、会社の未来について、社長から説明して欲しいと望むことは、当然です。
    そして、経営計画書に書かれている方針を、朝礼や社員研修を通じて「社員教育」することで、価値観が揃うようになります。

    社長から社員に伝えるべき教育内容は、
    例えば・・・
    ・経営理念の理解を深める「理念教育」
    ・戦略や会社の方針の理解を深める「方針教育」
    ・生き残るために、いくら売上や利益が必要であるのかという「数字教育」
    ・整理、整頓、清掃、挨拶、躾などの環境整備に基づく「人間性教育」


    社員教育の中でも、「理念教育」「方針教育」「人間性教育」で、社長と社員の価値観が揃い、信頼関係が生まれ、一致団結して目的に向かうことが可能となります。

    さらに、社長の中には、社員にも当事者意識を持って欲しいと望む社長は多いと思います。
    そこで社員が当事者意識を持つようになるには、まずは社員に数字を正しく理解できるよう「数字教育」を行い、その後徐々に社員に数字の情報共有することで、社員も当事者意識を持てるようになります。

    経営計画書を用いた社員教育では、社長を講師として、理念教育、方針教育、数字教育、人間性教育などを粘り強く実施することで、金太郎飴のように価値観の揃ったメンバーでの会社作りができるようになります。

     

    5-7 経営計画書の社員への浸透方法

    経営計画書を作成して、社員に浸透させるには、まず社長が率先して経営計画書に書かれていることを実行している必要があります。
    経営計画書に書かれていることを社長が実行してないと、「言行不一致」となり、社長の言っていることと、行動に矛盾が生じ、決して社員に経営計画書は浸透しません。

    例えば、社長の「言行不一致」のケースとして
    ・従業員第一主義を掲げながら、社員に無理な残業をさせている
    ・従業員第一主義を掲げながら、社員に暴言を吐く
    ・お客様第一主義を掲げながら、社長がお客様の悪口を言っている
    ・経営計画書に「社員を守る」と書いていながら、社長が公私混同をしている。会社の経費で高級車に乗っている

    とても大切なことですが、経営者は、社長と社長の家族だけが得をしていると社員から思われている限り、経営計画書は浸透しません。
    自分の利益よりも会社の利益を優先させて、特に「公私混同」を避け、自分と家族のみを特別待遇をすることは絶対に避けて下さい。
    「社員をヤル気にさせる」のは、人事制度や地位ではなく、「社長の人格」です。

    経営計画書を社員に浸透させるには、社長が誰よりも経営計画書を読み込み、言行不一致と公私混同をぜす、自らの人格を磨き、経営計画書に書かれていることを常に実行することです。

    そして社内で問題が起きたときに、社長自らが経営計画書を取り出し、社員と該当箇所の読み合わせを行います。
    さらに、毎日の朝礼や社内研修で、社長の口から経営計画書の説明と解釈を日頃から行って下さい。

    5-8 経営計画書の活用

    会社経営は一人で行うものでなく、チームでやるものです。

    社員の協力あってこそ、会社が成り立ちます。
    経営計画書に書かれた、社長の価値観や考え方などを社員と共有し、同じ方向に向かって進むことが、経営計画書を活用した会社作りです。

    経営計画書は、全社員が常にカバンに入れて持ち歩き、繰り返し読み、内容の理解に努めなければなりません。
    そして、経営計画書には、書き込みや付箋、マーカーで沢山記しを付け、1年経過後にはボロボロになるくらいまで、使い倒すことが望ましいです。

    (経営計画書には気になることを書き込み、ボロボロになるまで使い倒すことで、経営計画書自体を育てながら、会社も成長します)
    経営計画書書き込み

    ビジョン税理士法人では、代表者の経営計画書は1年後にはボロボロになり、上位の役職者ほど書き込みがあります。
    なお、一般社員になるに従い、書き込みが少なくなっていきます。
    これが、立場の違いによる、経営計画書の活用と事業経営に対する執念の現れです。

    経営計画書を活用して、毎年書き換えることで、経営計画書が育ち、そして会社も成長していきます。
    経営計画書は作成して「使う」ことで、社長が変わり、会社が変わり、そして社員が幸せな会社に生まれ代わり、理想とする会社に近づきます。

    6、良い経営計画書と悪い経営計画書

    良い経営計画書は、社長の「魂」が入っている経営計画書です。
    悪い経営計画書は、単なる数字の羅列の経営計画書です。
    単なる数字の羅列では、人は動きません。

    良い経営計画書は、数字だけでなく、経営理念、使命感、未来像、戦略、戦術、目標数字が網羅され、さらに社長の人生観や価値観、社員やお客様への想いも書かれている経営計画書です。

    良い経営計画書は、社長自身が「ああする、こうする」という自分の姿勢が書かれていて、取るべき行動や方針が具体的に明記されている経営計画書です。
    そして、良い経営計画書は、「できること、できそうなこと」のみが書かれていて、日々読み込み、社長が率先して活用することで、社長の考え方や価値観が社内に浸透し、同じ方向に向かって全社員が進むことができるようになります。

    これに対して、悪い経営計画書は、社員に「ああしろ、こうしろ」という社員の姿勢が書かれており、「できないこと」も掛かれており、机の引き出しに仕舞い込まれ、読まれた形跡がなく、いつ見ても新品同様の経営計画書です。

    社長が、社内で経営計画書を活用する機会を常に設けて、社員の活用を促進することが、社長の執念の現れです。

    7、経営計画書とチェック

    経営計画が無いと、成り行き任せになりますが、立てた計画についての「実行」チェックをしてないと、何が正しいのか、立てた戦略に誤りであるのかが、分からなくなり、目標達成に近づきません。

    経営計画書を作成し、計画をチェックすることで、成り行き任せの経営から脱却でき、目標達成に近づきます。
    目標数字のチェックは、「利益計画」「販売計画」について、毎月目標数字と実績値の差額をチェックします。
    それでは具体的にチェックの方法を詳しく見ていきましょう。

    7-1 経営計画書はチェックが命

    毎月、月次決算を行い、実績数字と目標数字をチェックすることで、PDCAを行います。

    P(経営計画)→D(実行)→C(チェック)→A改善(軌道修正)が可能となり、理想とする会社の姿に近づきます。

    計画を立てても毎月チェックをしてない中小企業は多く存在しています。
    経営計画を立て、実績と計画をチェックしないで、会社が良くなる筈はありません。

    経営計画のチェックは、社長の執念の現れです。

    7-2 目標数字と実績数字のチェック方法

    経営計画における数字のチェックは、必須です。

    社長が行う数字のチェックは、利益計画と販売計画のチェックであり、金額の確認を毎月必ず行って下さい。
    数字のチェックは、目標数字と実績数字の差についての確認であり、目標不達成の言い訳を洗い出すことではありません。

    数字のチェックの目的は「目標を達成するために、これからどのようにするべきか」という一点に絞り、目標数字と実績数字の差における、未来への対策を考えることにあります。

    ① 利益計画

    利益計画のチェックは、社長が自ら数字を記入して行って下さい。
    利益計画のチェックでは、売上や諸経費、利益額などが目標数値と実績数値でいくら違っているのかの差を読み取り、何らかの対策を取る必要があることを、数字が教えてくれます。

    利益計画

    こちらから「利益計画(チェック用)」のテンプレートをダウンロードできます。

    ② 販売計画

    販売計画は、実績数字と目標数字の差額から、具体的に何をするべきかという対策を教えてくれるものであり、差額を読み取ることがチェックの目的です。

    例えば、商品別の販売計画において、A商品は目標値よりも実績値が下回り、B商品は目標値よりも実績値が上回っているとします。

    目標値よりも実績値が下回るA商品は、お客様が必要としていない商品ではないかについて、考えるきっかけとなります。
    これとは反対に、目標値より実績値が上回るケースでは、B商品は会社が考えている以上に、お客様が要求していることを、知ることができます。

     

    販売計画

    こちらから「販売計画(チェック用)」のEXCELシートを無料ダウンロードできます。

    7-3 経営計画のチェックと軌道修正

    経営は、お客様が必要している商品とサービスを買って頂く活動なので、お客様が必要としていない商品・サービスは売ることはできません。

    言い換えると、社長が、お客様のニーズを読み取れているか否かの結果が、数字として表れます。
    経営計画で立てた目標値は、自社から見たお客様の要求であり、仮説です。
    仮説であるが故に、仮説が間違っているか否かを、チェックで検証します。

    目標数字と実績数字の差が示しているものは、自社が立てた数字における仮説とお客様のニーズの差を表しています。

    ①「目標値よりも実績値の方が少ない」ケース

    「目標値よりも実績値の方が少ない」のであれば、お客様からのニーズが少ないので、営業活動の縮小を検討することになります。

    ・目標値よりも実績値の方が少ないケースでは、社員が会社の方針通りに実施していたのかについて確認します。
    ・もし、社員の実施が会社の方針通りに行われていないのであれば、方針通りに行われるように、経営理念や会社の方針について、社内教育を行う必要があります。
    ・社員の実施が会社の方針通りに行われているのであれば、お客様から求められていない商品・サービスであることを理解して、追加の経営資源の投入を避け、しばらく様子を見ることと、又は当該商品の取り扱いを辞めることも検討します。

    ②「目標数字よりも実績数字の方が大きい」ケース

    「目標数字よりも実績数字の方が大きい」のであれば、現状よりも営業活動を積極的に行うことで、今後さらに売上が増加する可能性があります。

    ・追加で経営資源の投入を検討します。

     

    軌道修正

    ・目標を立てても、チェックをしないと、成果が出ません。
    ・目標をチェックして、検証することで、ニーズの読み違いが発見できます。
    ・目標を立て、チェックして検証して、立てた目標が正しければ続行します。
    ・目標と実績の差を読み取り、立てた目標に誤りであれば、軌道修正をします。

    立てた目標と実績の差をお客様のニーズとして認識しながら、何を軌道修正すれば目指している目標に到達できるのかを把握し、チェックを通じて、軌道修正することで目標達成が可能となります。
    目標を達成するためには、毎月利益計画と販売計画のチェックを行い、差額についての意味を考えながら、行動の軌道修正を行います。

    経営計画書は作成して終わりでなく、目標を立て、計画を実行して、目標と実績の差をチェックして、その後軌道修正することで、目標達成に近づきます。

    さいごに

    経営計画書は、社長の価値観や考え方を紙に書き、明文化することで、全社員が一丸となり、経営理念を実現させるための、最適な道具です。

    不確実な未来に向けて、目的と目標を定め、経営計画書を通じで、現在何をするべきかを決めて、社長が理想とする良い会社作りが実現できることを切に願っております。

     

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