資金繰りを根本からの改善し、現金(キャッシュ)の最大化を目指す
・・・ビジョン式「月次決算書」
ビジョン式「月次決算書」の目的

会計には、経営に必要となる情報が沢山詰まっています。
会計データを、社長が会社経営の舵取りをするのに役立つように、角度を変え、見方を変えることで、経営に必要となる様々な情報が浮かび上がってきます。
資金繰りを根本から強くして、「しっかりと儲かり」「お金が残り」「潰れない」会社作りの支援をすることが、ビジョン税理士法人の月次決算書です。
- タイムリーな会計情報を掴むことで、社長が現状を把握して、「打つべき手」を考えるきっかけとなります。
- 多くの選択肢の中から、必要となる適切な節税対策が可能となります。
そして、決算時の着地利益と納税額をあらかじめ予測し、余裕を持って「納税資金の準備」ができるようになります。 - 銀行に対して精度のある月次決算書の提出は、銀行に信頼感を与え、銀行交渉が有利になります。
- 銀行から「こんな月次決算書を見たことない!素晴らしい」と高評価を頂けます。
ビジョン式月次決算書は、数字から読み取れる経営上の問題点を把握し、現金(キャッシュ)の最大化を目指します。
これから「どうやって生き残るのか」など、社長が考えるキッカケを与える資料が、ビジョン式月次決算書です。
月次決算書の説明には「プロとしての専門的技術」が必要です。
月次決算書による、社長との「打合せの時間」は、会社の未来に対して、考えるキッカケ作りの時間と考えています。
弊社では、月次決算書を通じて、お客様の経営に生かして頂くために、数字の目安を提示し、ワクワクする良い会社創りを目指して頂けるよう、サポートします。
「お客様の未来に貢献したいという【熱意】を持って」、ビジョン式月次決算書を提供させて頂いてます。
月次決算書は【経営判断】のための資料
経営者として必須の知識である「数字の読み方」を理解することで、数字に基づいて経営判断ができるようになります。
- 利益が出ているのに「何でお金がないの?」
- 「利益」と「資金(キャッシュ)」を重視した経営が分かる。
- 「借金体質」なのか?「余剰人員」があるのか?
- 手元資金は、いくらあれば適正か?
- 会社が生き残るために、売上と利益をいくら稼げばいいのか?
ビジョン税理士法人では、「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の財務三表を基本として、経営者が数字に基づく【経営判断】ができるようにサポートします。
ビジョン式「月次決算書」は【会計を経営に活かす】資料

月次決算書は、経営の舵取りのための貴重な情報源

この絵は『ルビンの壺』という有名な隠し絵で、一つの絵の中に複数の意味を持たせたものです。
ルビンの壺の白い部分だけを見ると壺に見えます。
しかし、黒い部分だけを見ると、人間が向き合っているように見えます。
「最初は一方の絵しか見えないのですが、慣れてくると別の絵が見えてきます!」
同様に、通常の「試算表」では、売上100、仕入50、諸経費40、利益10など、単なる数字の羅列から読み取れる情報は、限定的です。
「月次決算書」に手を加え、数字をグラフや図にして、見える角度を変えることで、「ルビンの壺」のように、経営の舵取りに必要となる情報源が浮かび上がって来ます。
ビジョン式「月次決算書」の全体像
ビジョン式「月次決算書」は、通常の損益計算書や貸借対照表に加えて、下記のようなグラフや帳票で、「お客様の会社独自のオリジナルの月次決算書」を、未来会計コンサルタントがご説明します。
- 未来会計図
- キャッシュフロー計算書
- 資金別貸借対照表
- 資金力格付表
- 財務格付シュミレーションシート
- 年計表
- レーダーチャート
- 財務諸表構成図
- 月次変動損益計算書
- 売上高三期比較グラフ
- 将来稼ぐべき資金グラフ

ビジョン式「月次決算書」の「未来会計図」
「未来会計図」とは、損益計算書をブロック化して、経営判断ができるように「見える化」したものです。
「未来会計図」は、会社の収益構造が分かり「儲かる会社作り」を考えるための資料です。
「未来会計」と対比する会計として、「過去会計」というものがあります。
「過去会計」とは、過去の数字の集計であり、税務署や銀行に提出することを目的とした会計です。
過去の数字も大切ですが、未来に向かっての「会社作り」は、もっと大切です。
では、どのようなポイントで未来会計図を活用すればいいのか、見ていきます。

未来会計図の特徴

未来会計図は、社長が自社の儲けの構造を理解しやすいように、損益計算書を簡略化した図表です。
通常の損益計算書では、経費を売上原価、販売費一般管理費、製造原価に区分します。
しかし、未来会計図の特徴は、経費をシンプルに「固定費」と「変動費」の2つのみで区分します。
そして、未来会計図では「粗利益額」のボックスと「固定費」のボックスを比較して、どちらが大きいかを比較して、経常利益を把握します。
「粗利益額」のボックスよりも、「固定費」のボックスの方が大きくなっていたら、赤字です。
赤字なので、お金が毎月不足している状態なので、一刻も早く手を打たなければなりません。
「未来会計図」で自社の収益構造を知り、「どうすれば粗利益額のボックスの方が、固定費よりも大きくなるのか?」について、未来に向けて考える道具が未来会計図です。
※未来会計図をしっかりと学びたい方は「利益が見えるMQ会計」西順一朗著がお勧めです。
※自社の未来会計図が簡単に【無料】で自動作成できます!
未来会計図を活用して、数字のシミュレーション
ラーメン屋の社長になったつもりで、未来会計図を活用して数字のシミュレーションしてみます。
【前提】
ラーメン鈴木屋では、1杯1,000円の醤油ラーメンのみを販売しています。
ラーメンを1杯販売すると、売上は1,000円です。
麺やスープなどの仕入である「変動費」は、1杯につき300円(30%)。
売上から仕入を差し引いた「粗利」は、1杯に付き700円(70%)です。

未来会計図で、1ヶ月の収益構造を確認してみましょう!
ラーメン鈴木屋では、1杯1,000円のラーメンが、月に1,000杯の注文があると仮定します。
「ラーメン1杯1,000円」×「1か月で1,000杯」の注文があると = 1ヶ月の売上高は「100万」です。
「仕入(変動費」」は、売上の30%ですので、30万(売上100万×30%)です。
そして粗利額は、売上100万-仕入(変動費)30万=粗利額70万(粗利率70%)です。
さらに、固定費として、家賃や人件費、水道光熱費などの諸経費が、一か月で60万円掛かるとします。
そうすると、ラーメン鈴木屋の利益は、「粗利額70万」から「固定費60万」差し引いた「10万」です。
シミュレーション①・・・商品単価の値上げは、値上げした額、そのまま利益が増える!
ラーメン1杯に付き、商品単価を10%値上して、1,000円から1,100円に値上げして販売したら、会社の利益はどれだけアップするのか、未来会計図に当てはめて考えてみます。
(ラーメンの販売数は従来と同じで、1ヶ月に1,000杯売れたと仮定します)

ラーメン1杯を「1,000円」から「1,100円」に10%の値上げをしましたが、販売数は変わらず1,000杯の設例です。
売上は、ラーメン1杯「1,100円」×販売数「1,000杯」=100万です。
この場合、仕入(変動費)はどうなるでしょうか?
ラーメンの商品単価は値上げしたが、麺やスープの仕入額は従来と変わりません。
よって、仕入(変動費)は、従来と同じ30万(=1杯につき300円×販売数1000杯)です。
その結果、売上110万-仕入(変動費)30万で、粗利は80万となります。
ポイントは、商品単価が10%UPした場合でも、変動費に変更はありません。
その結果、粗利が10万増加します。
さらに、固定費である家賃などは従来と変化がないため、最終的な利益も粗利額と同様に10万円増加し、結果的に利益は従来の10万から20万に増額します。
たった商品単価10%の値上げで、利益が2倍(10万→20万)に増加しました。
シミュレーション②・・・商品単価の値下げは、値下げした額、そのまま利益が減る!
ラーメン1杯に付き、商品単価10%値下げして、900円で販売したら、会社の利益はいくらダウンするか、未来会計図に当てはめて考えてみます。
(ラーメンの販売数は従来と同じで、1ヶ月に1,000杯売れたと仮定した場合)

ラーメンの商品単価、1杯「1,000円」から「900円」に10%の値下げをしましたが、販売数は変わらず1,000杯です。
売上は、ラーメン1杯「900円」×販売数「1,000杯」=90万です。
この場合、仕入(変動費)はどうなるでしょうか?
商品単価を値下げしましたが、麺やスープの仕入額(変動費)は変わりません。
よって、仕入(変動費)は、今までと同じ30万(=1杯につき300円×販売数1000杯)です。
その結果、売上90万-仕入(変動費)30万で、粗利は60万になります。
この場合のポイントは、商品単価が10%値下げした場合でも、変動費や固定費は従来とは変わりありません。
固定費である家賃などは従来と変化がないため、ラーメン単価を10%を値下げすると、「粗利60万-固定費60万」で、結果的に利益は「0円」となります。
ラーメンの商品単価を10%値引きしただけで、利益は「0円」になります。
このように「未来会計図」では、数字のシュミレーションを通じて、「これからどうする」を考えることができます。
※自社の未来会計図が簡単に【無料】で自動作成できます!
ビジョン式「月次決算書」の「資金別貸借対照表」
資金別貸借対照表とは、会社を「創業してから儲けたお金」や「借入したお金」を、どれだけ稼ぎ、どれだけ残っているのかを、色分けした表です。

資金別貸借対照表で、「現在、手元にある預貯金が、どのような理由で生み出され、どのように使われているのか?」把握することで、【資金繰りを根本からの改善し、現金(キャッシュ)の最大化を考える】ための資料です。
会社は赤字だから倒産する訳ではありません。
お金が無いから、倒産します!!
つまり会社経営で、経営者が一番理解しておくべき数字は、損益計算書ではなく、貸借対照表です。
さらに、資金別貸借対照表は、貸借対照表と損益計算書を組み合わせた表であり、資金(お金)の根本問題を読み解く、最適な道具です。
「資金別貸借対照表」で分かること!
数字に強い経営者になるには、損益計算書よりも自社のキャッシュの状態が見える「資金別貸借対照表」を読み解く方が、より経営に役立ちます。
資金別貸借対照表で分かること!
- 創業から現在までトータルで、利益により獲得したお金は、どれだけあるのか?
- 手元の預貯金額のうち、銀行から借入れ、まだ使ってないお金は、どれだけあるのか?
- 設備投資と銀行借入のバランスは適正か?
- 売上が増加すると、お金が苦しくなる。何故だ!・・・資金別貸借対照表で黒字倒産に気づけます!
- 売上が2倍になったら、手元の預金残高は、どうなるのか?
ビジョン税理士法人では、一見して分かりにくい「資金別貸借対照表」を、あなたの会社のリアルな数字で、個別にご説明します。
資金別貸借対照表には、潰れない会社にするためのお金の情報が詰まっています。
資金別貸借対照表を理解することで、資金繰りを根本からの改善し、現金(キャッシュ)の最大化をする方法が理解できるようになります。
お金に色がありません。
でも、資金別貸借対照表では、何のお金であるかを4種類に「色分け」して、会社のお金がなぜ増えて、なぜ消えていったのか?を知ることができます。
「資金別貸借対照表」で、自社の創業からの資金(お金)の流れを理解した上で、売上を獲得し、利益を獲得し、安全にキャッシュの最大化を目指した経営ができるようになります。
「資金別貸借対照表」を知る!
黒字倒産とは、会社は黒字であるにもかかわらず、倒産することを指します。
商品代金の決済は、業種によっては1ヶ月後から3ヶ月後となるため、その期間は利益が出ていても現金がすぐに入金されないことになります。
この現金が入ってこない期間に資金繰りが困窮して、もし銀行からの借入もできなくなると、資金がショートします。
会社を経営で必要なことは、会社を成長させることや、売上を増やすこと、利益を出すことなど、色々あります。
しかし、会社経営で一番大切なことは「会社を倒産させないこと」です。
会社が倒産する理由は、「現金(キャッシュ)」がなくなるからです。
資金別貸借対照表は、現金の増減を「資金の運用」(お金はどこで消えた?)と、「資金の調達」(資金はどこで増えた?)に分類します。
「資金別貸借対照表」では、現金の増減を「資金の運用」と「資金の調達」で分類した上で、さらにお金を4つに色分けします。

- 「損益資金」とは、創業以来、儲けてきた資金
- 「固定資金」とは、借入と長期投資の資金
- 「売上仕入資金」とは、売掛金の回収と買掛金の支払いのサイト差額
- 「流動資金」とは、すぐに出て行く目の前の資金
資金別貸借対照表で、2社の財務分析をする

例えば、現在の現預金の残高が1,000あったとします。
「A社」と「B社」、どちらが、資金繰りの良い会社でしょうか?
「A社」と「B社」の資金別貸借対照表を参照しながら、資金別貸借対照表の読み方ご説明します。
資金別貸借対照表の比較検討
- 「損益資金」=創業以来、儲けてきた資金であり、必ずプラスでないと経営が成り立っていないことを意味します。
- 「固定資金」は、借入と長期投資の資金の差額です。
- 「売上仕入資金」は、売掛金の回収と買掛金の支払いのサイト差額です。
多くの会社では、通常この「売上仕入資金」はマイナスになります。
「売上仕入資金」は、売掛金と買掛金の差額であり、売掛金は得意先からの入金を待ってあげている状態であり、買掛金は仕入先への支払いを待って貰っている状態です。
いずれにせよ、売掛金と買掛金における差額が、サイトの差となり、多くの会社では「売上仕入資金」はマイナスになります。

その下にある「安定資金」の項目は、上記「損益資金」「固定資金」「売上仕入資金」を合計した金額であり、「安定資金」がもしマイナスであると、経営としては非常に危険な状態です。
会社では、現預金が最終的にプラスとなりますが、「安定資金」がマイナスということは、短期的な資金である「流動資金」を活用して、無理やり現金をプラスにしていることを明示しています。
つまり、この「安定資金がマイナスの会社は、資金面から見ると、非常に危険な会社」です。
よって、「安定資金」がプラスのB社の方が資金繰りが良い会社と言えます。
資金繰りを改善するためには、しっかりと利益を出すことが一番大切!
「資金別貸借対照表」を見ると、資金がどこで生み出しているかが分かり、会社の資金繰りの良し悪しが明確に分かります。
「資金別貸借対照表」を理解すると、資金繰り改善のためには、しっかりと利益を出すことが一番、ということが理解できます。
・利益を出す理由は・・・「現金(キャッシュ)」を増やしたいためです。
・売上を増やす理由は・・・「現金(キャッシュ)」を増やしたいためです。
そして、「売掛金」と「買掛金」のサイト差を少なくすることの重要性も、理解できるようになります。
「資金別貸借対照表」を学ぶと、常に「上の段」の【売上仕入資金よりも固定資金】、【固定資金よりも損益資金】で、お金を増やす方法を考えることが大切であると、理解できるようになるでしょう。
「損益資金」 > 「固定資金」 > 「売上仕入資金」
資金別貸借対照表で「お金がない」原因を探る!
お金の健康状態を悪化させている原因
「黒字倒産」の原因となる、売掛金と買掛金のサイト負け
売掛金の入金よりも、買掛金の支払いのタイミングが先行していると、売上が増えれば増えるほど、資金繰りが悪化します。
この状況を判断するには「売上仕入資金」を見て下さい。
「売上仕入資金」がマイナスになっていないか、チェック!
入金は早く、そして支払いを遅くすることで、サイト負けが解消し、「売上仕入資金」のマイナスが減少ます。
「売掛金の入金期日の交渉」や「買掛金の支払い期日の交渉」をすることで、改善するケースが見受けられます。
短期借入金から長期借入金に組み替え
会社のレベル以上に多くの借入金を返済していると、資金繰りが悪化します。
これは「資金別貸借対照表」の中では、「固定資金」と「流動資金」に現れます。
「流動資金」の中にある短期借入金を、「固定資金」の長期借入金に組み替えることを検討します。
金融機関は、資金繰りが危険な会社には、資金の回収期間が早い「短期借入金」でお金を貸す傾向にあります。
借入金を短期から長期に組み替え、借入金の返済期間をできるだけ長くすることで、毎月の返済額が減少します。
銀行に対する交渉次第で、即座に実行できる資金繰りの改善策です。
過剰在庫
過剰在庫は、財務体質の悪化の原因になります。
「固定資金」がマイナスの場合は、在庫削減を検討することも一つの方法です。
在庫は、販売されなければお金になりません。
在庫増減を把握して、過剰在庫であるかをチェックすることが大切です。
キャッシュの流出を伴う安易な節税
社長が節税をしたい理由は、納税額を減らし、「現金(キャッシュ)」の流出を少なくしたいためです。
但し、多くの節税策は、現金の流出が伴う節税であり、一時的に納税額は減っても、長期的に強い資金(財務体質)の会社作りには不向きです。
キャッシュの流出を伴う安易な節税は、財務体質を弱くします。
税金が一時的に減少しても、節税するために使ったお金の方が多いので、節税を繰り返している会社は「お金」が貯まりません。
節税している会社は、いつまで経っても「お金がない」状態から抜け出せません。
資金別貸借対照表で、資金繰りの問題点を知る
「資金別貸借対照表」を理解すると、会社の手元にある預貯金額が「儲けたお金でなく、単に銀行から借り入れた資金が手元にあるだけ」である事実に気づく社長がいます。
「資金別貸借対照表」で、手元にある預貯金を4種類に色分けすることで、まずは「開業から純粋に儲けた利益の積み重ねのお金」と「銀行から借り入れしたお金」の区分が明確になります。
さらに、建設業などでは顕著ですが、売上が増えているのに、資金が益々不足している会社があります。
それは、売上が2倍になったら、売掛金と買掛金の差額が2倍になりますので、売上が増えれば、増えるほど資金が益々不足することが「売上仕入資金」で、理解できるようになります。
「資金別貸借対照表」を知ることで、自社の資金構造を理解する
「資金別貸借対照表」を知ることで、自社の資金構造が理解できるようになります。
自社の資金構造の理解によって、将来の売上増加の見通がある場合に、売掛金額が大きい会社は、借入金の銀行交渉を早めに進めることが可能となります。
資金面から倒産しない会社創りの為に重要なことは、自社の資金別貸借対照表を理解し、資金構造を知ることです。
「資金別貸借対照表」は、資金面で経営者に重要な気づきを与えてくれる会計資料ですので、ビジョン税理士法人では、社長が経営に活かせるようにサポートします。
ビジョン式「月次決算書」の「キャッシュフロー計算書」
キャッシュフロー計算書は、「お金の入出金」に注目して、ある特定の期間で、お金がどれだけ増えて、さらにどれだけお金が減ったのか、現金の流れを明らかにする資料です。
すなわち、キャッシュフロ計算書は、どこで現金を生み出し、どこに消えているのかという、キャッシュの流れを明らかにしています。
税理士から利益が出ていると言われても、お金がないのは何故だ!

「利益が出ているのにお金がない!」という社長の疑問にで答えるのが「キャッシュフロー計算書」です。
『損益計算書の利益』と『「キャッシュ(お金)の残高」』は、通常一致しません。
そこで、ビジョン税理士法人のキャッシュフロー計算書は、損益計算書での「利益」と「フリーキャッシュフロー(キャッシュフロー上の利益)」が左右で比較できるようになっています。
また、キャッシュフロー計算書で欠かせない借入金の「増加と減少」が、黄色マーカーで強調されています。
これは借入金を返済すると、キャッシュが減少することを示しています。
フリーキャッシュフロー(キャッシュフロー上の利益)が、会社の返済能力を表し、フリーキャッシュフローが十分であれば、借入金の返済に充てることができます。
キャッシュフロー計算書と聞くと、難しそうと思われる方も多いかと思います。
そこで、ビジョン税理士法人のキャッシュフロー計算書を活用することで、「利益が出ているのに、お金がない」原因を知り、未来に向けて資金対策が打てるようになります。
会社を存続させるために、キャッシュの流れを理解することが大切です。
良くある光景ですが、税理士が社長に対して「利益が出てますね!」と言い、「社長がそんなにお金の残ってないよ」と言います。
話が噛み合わない理由は、税理士は税金を計算するために、損益計算書を眺めているので、税理士が利益が出ていると言っても、資金繰りは厳しいことが現実です。
このようにならない為に、社長は自社のキャッシュフロー計算書を理解し、資金繰りに対して、早めの対策を打つ必要があります。
キャッシュフロー計算書で、キャッシュ(お金)が減少する原因を理解することで、キャッシュ(お金)に対して、対策が打てます。
- キャッシュ(お金)が減少した原因が、売掛金の増加であれば、売掛金の対策を考えます。
- キャッシュ(お金)が減少した原因が、借入金の返済であれば、借入金の返済額を検討します。
- キャッシュ(お金)が減少した原因が、固定資産への設備投資であれば、購入前にお金の捻出方法を考えることが出来ます。
- キャッシュ(お金)が減少した原因が、在庫であれば、在庫の見直しを検討します。
社長が、自社のキャッシュフロー計算書を理解する事で「お金の減少する原因」を改善することができます!
キャッシュフロー計算書をしっかりと学びたい方は、こちらの記事をご覧下さい!
資金力格付表
「資金力格付表」とは、手元にある資金が、どこから発生したお金であるかによって、会社の資金の健康状態を判定する格付表です。
「どれだけ安全な資金で会社をまわしているか?」で格付評価します。
「1~6点で評価」

資金力格付 レベル1:超々優良企業
創業時からの儲けだけで運転資金をまかなえる、超々優良企業。
資金繰りに全く問題がなく、積極的に投資を行えます。
資金力格付 レベル2:安定企業
創業時からの儲けと資本金で運転資金をまかなえる企業。
つまり返済不要の資金でまわせる安定企業です。
いわゆる「無借金経営」の状態。
資金力格付 レベル3:準安定企業
創業時からの儲けと返済不要のお金と支払サイトにより資金をまわせる準安定企業。
過去の儲けと返済不要のお金で資金を回しているため、金利が付かず、コスト面で借入金より有利なお金で資金を回している状態です。
資金力格付 レベル4:一般的な企業
創業時からの儲け、資本金、支払サイトと長期借入金を使って資金をまわしている、一般的な企業です。
レベル4は、中小零細企業に最も多い状態です。
今後は、利益を出しながら返済を進め、借入金を減らし、格付けアップを図っていくことが目標です。
資金力格付 レベル5:危機企業
長期ではなく、短期での借入金や超短期資金を必要とする危機企業です。
この状態は、資金ショートする可能性が高く、かなり危機的な状態です。
資金力格付 レベル6:倒産企業
経営として成り立っていない。
実質的に倒産している企業です。
財務格付けシミュレーションシート
財務格付けシミュレーションシートとは、金融機関が会社につける成績表のことです。
金融機関は、独自のスコアリングシートを持っていて、会社の決算書に点数を付けています。
金融機関は、その点数によって企業を評価し、融資をするかどうかの判断をしています。

財務格付け評価が良い、メリット
財務格付けが良いと次のようなメリットがあります。
- 融資を受けやすい!
- 金利が低い!
- 融資の実行が早くなる!
「財務格付けシュミレーションシート」では、あと経常利益が○百万増加すれば、金融機関の格付け評価のランクが「5」から「4」に上がるということが、明確に分かります。
お客様にご提供する会計資料については、税理士というプロの視点から、社長に分かり易く、経営に対する気づきを与えられるように説明することを心掛けています。
財務格付けシミュレーションシートをもとにして、金融機関から評価される会社作りを目指しましょう。
銀行がお金を貸したくなる会社
銀行がお金を貸したくなる会社は、確実に元本を返済してくれて、利息を取れるような会社です。
「金の切れ目は縁の切れ目」と言うように、金融機関も返済してくれない会社とは付き合いません。
では、具体的に良い決算書のイメージを見ていきましょう。
銀行から見た「良い決算書」
銀行から見た「良い貸借対照表」
決算書の貸借対照表の左側、資産が計上されている部分についてです。
上部には、現預金など換金性の高い財産が計上されます。
下部には、不動産や設備等の換金性の低い財産が計上されています。
金融機関から見ると、現金預金など、換金性の高い財産が多い方が、リスクが低いので評価が高くなります。
ですから、不動産や設備等の換金性の低い財産ばかり持っていて、現預金が少ないことで評価を下げなくて済むよう、投資もバランスを見ることが大事になります。

今度は右側、負債・純資産が計上されている部分を見てみましょう。
上部には、借入等の負債が計上されます。
下部には、資本金や今までの利益の積み重ねの利益剰余金が計上されます。
金融機関から見ると、借入が少ない方が、自分たちの取り分が増えます。
また同じ借入金でも、1年以内に返済の必要がある短期借入金よりも、長期での借入金の方が借金を長期的に返済するため、金融機関から見ると安定している会社であるという見方になります。
もし借入をする際は、なるべく長期で借りることが、安全性のある会社を創る基本です。
良くある事例として、社長からの借入金が短期借入金となっているケースがあります。
社長からの借入金を短期借入金から長期借入金に勘定科目を変更することで、簡単にできる財務格付け点数がアップするコツです。
さらに、資本金や利益剰余金が多い会社の方が、安定的に利益を出している会社だと評価できます。
会社も、既に借金のある人や換金性のない財産しかない人にはお金を貸しづらいですが、預金がたくさんある人には安心してお金を貸せることと同じですね。
銀行から見た「良い損益計算書」
損益計算書とは、1事業年度の業績を示すものです。
金融機関からすれば、元本と利息を回収できる会社にお金を貸したいことになります。

損益計算書では、営業利益が重要となります。
営業利益は、売上から原価と販売管理費を引いた残額となります。
一般的には営業利益が御社の本業の実力を示す数字として一番大切なものとなります。
営業利益がたくさん出ている会社である程、会社にお金を稼ぐ力があると考えることができます。
営業利益を大きくするためのポイントは、売上以外の収入(雑収入や家賃収入)でも、可能な限り上部に移動させる。
そして、本業とは関係ない経費や非経常的な経費(貸倒損失や固定資産売却損等)は可能な限り下部である、営業外費用や特別損失に移動させることで、営業利益の金額が大きくなります。
金融機関の評価を上げるイメージは、できましたか!?
銀行ごとに違いはありますが、概ね、財務格付けシュミレーションシートのような指標を用いて、あなたの会社の「安全性」「収益性」「成長性」「返済能力」などを見て、融資の審査を行います。
- 安全性(財産は潤沢か?)
- 収益性(利益は出ているか)
- 成長性(今後も業績は拡大するか?)
- 返済能力(借りたお金を返すことができるか)
各指標を見ることで、あなたの会社の課題が見つかりますので、今後の融資を見据えて、課題の解決に取り組むことができます。
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ビジョン式「月次決算書」と「経営計画書」のお試し体験
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「資金繰り財務分析」×「利益計画シュミレーション」による個別無料コンサル付き
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- 「利益計画シュミレーション」は、経営計画書の作成で、最初に作成する数字の計画です。
未来に向けて「ああする!」「こうする!」と社長の想いと数字計画をリンクさせ、数字でシュミレーションすることで、「ワクワクする強い財務体質の会社作り」目指して頂くことを目的としています。
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