経営計画書

経営計画書とは

image会社の経営は、船の航海や未開拓のジャングルへの冒険よりも遥かに険しく、厳しく危険な旅です。
会社の経営は、危険な冒険ではありますが、とても魅力的で、冒険心を掻き立てられる、最高にワクワクする旅です。

私は中小企業の経営支援業を約20年していますが、お会いさせて頂く多くの会社で経営計画書を作成してないのが現状です。


会社の計画があったとしても、銀行からお金を借りる為の事業計画書程度です。
経営計画書を毎年作成して、正しく活用している会社と、そもそも経営計画書を作ったこともない会社とでは、会社の勢い・利益・成長度が大きく違います。
私が経営している税理士事務所でも、経営計画書を作成開始してから毎年120%売上が増加し、経常利益も経営計画書の作成前と比べて300%アップしました。
経営計画書は「魔法の書」と言われていますが、魔法の書の威力を実感しているのは私自身です。

次の4つの質問について考えて下さい。

  • あなたが会社を経営している目的は何ですか?
  • 社員に対してストレスを抱えてませんか?
  • 会社が生き残る為に必要となる売上・粗利・利益額を社長が理解していますか?
  • 毎日忙しい業務に追われる中、社長が本来すべき仕事を考えたことがありますか?
  • あなたの会社の5年、10年後の明るい未来像は描けていますか?

 

image経営計画書は、上記のような社長が抱える不安や悩みについて解決策を見つけてくれる道具です。

会社の経営は、船の航海によく例えられます。
航海をするに際して、目的地を定めますが、会社を経営している目的を明文化し、船の航海と同様に、数字である目標を社長が定め、会社の目的と数字の目標に向かって前進していきます。
船は船長一人は動きません。会社でも一人でできることは、職人的な仕事にごく限られています。

船を会社、船長を社長、そして船の乗組員を社員と見たて、 船の航海と同様に、会社も目的地に向けて、社員に対して役割を説明し、何をしなければならないのかを社長が明確にし、その社長が立てた方針・未来像・夢を、社長と社員の間で共有します。

目的地に向かっている航海中は、海が穏やかな日もあれば、強風で海が荒れる日もあるでしょう。
そして、自然などのあらゆる状況に対して、船に乗っている船長と乗組員それぞれの役割に応じで、船を目的地まで到達させると同様に、会社では同じ目的と目標・未来像・夢を、社員と社長が共有する必要があります。
そのためには、社長が自らの言葉と文章で「会社の目的・夢・未来像・戦略・戦術・方針・目標」を社員に伝え、社長と社員が会社の目的を共有した上で、夢の実現に向けて乗組員である社員に対して、魂の熱い想いを伝える必要があります。

登山をする際に、山登りの道具の準備やルートの確認、天候・食料・水の準備もせずに山を登るプロの登山家はいません。
家を建築する際に、まずは土地選びから始まり、住宅ローンを銀行との交渉、家の設計、建築会社との入念な打合せなど、さまざまな確認と交渉を行い、マイホームの建築を進める筈です。
家を作る際に時間を掛けて設計図を描くのと同様に、会社経営にも成功するための設計図は必要だとは思いませんか?

会社の経営は、これらの船の航海、登山や家の建築よりも遥かに険しく、厳しく危険です。危険な冒険ではありますが、別の意味ではとても魅力的で、冒険心を掻き立てられる、最高にワクワクする冒険です。
一見未開のジャングルへ冒険ですが、経営に対する諸問題は先人の優秀な経営者の方々が多くの問題を解決して来ましたので、先人の知恵を正しく理解して、正しく学ぶことにより、問題を解決する術はある筈です。

経営計画書の活用により、自社の経営に対してしっかりと計画を設計することにより、会社経営が上手くいく可能性は格段に高まります。

しかし、経営者にとって、経営的な原理原則の方法を学ぶ機会と時間が与えられているケースは稀で、通常は社長の営業力・技術力・専門性・人脈だけでスタートを切ることになります。

社長一人の人脈と技術力、営業力で賄いきれる一定時点までは順調に売上が上がり、会社は成長していきますが、一人でこなせる容量がオーバーして仕事が来るようになり「人」を採用する段階になると、会社の状況が一変します。

image今までは社長一人がスタープレーヤーとして、野球に例えるとピッチャーで4番バッター、さらに監督も兼ねて、お客様に対して最良の品質、最良のサービスを提供出来ていた状態が、「スタッフ」を雇用するようになると、思うように人は動いてくれません。

「俺はこんなに稼いで・要領良く仕事が出来るのに、何でうちの社員はこんな事も出来ないんだ!!」

1人・3人・5人・10人と徐々にスタッフが増えてくると、さらに社長が思うように「人」が動いてくれないストレスと感じるようになります。
スタッフを雇用する目的が、社長の仕事を分担してもらう事であったにも関わらず、なぜか一人で会社運営をしていた時と比べて、遥かにストレスが増大します。
そして、一人で会社を切り盛りしてきた会社の体制を一変させて、組織化をする必要性を感じるようになります。

では、これらの経営課題に対して、どうしたら最も効果的に、自分の会社における経営の舵取りを行うことが出来るのでしょうか?

その答えとして、社長が自らの筆で経営方針と会社の目的を明示し、社長の意志を明確に具現化して社員に対して伝える為の道具として「経営計画書」を活用することが、最良の方法です。
会社の経営は、社長と従業員、そしてお客様や取引先である「人の心」が複雑に交錯します。しかし、会社経営には正しい方法と原理原則があります。
経営計画書は高収益の事業構造を創り、お客様のため、そして従業員の幸せのために会社の目的を明示し、中期・長期的に会社の成長・発展をさせるための最高の道具です。

経営計画書は、社長が会社で実現したい夢や目的は何か、そしてその為に現在何をすべきかを明確にし、良い会社になる為に、お客様第一主義に基づくお客様目線の商品やサービスを追求し、お客様に良い商品とサービスを提供した結果として、会社が高収益になる事業構造を考え、社長の頭の中を整理することから始まります。
経営計画書を作成することの一番の効果としてまず社長の考え方が変わります。
そして、経営計画書を正しく活用することにより、会社が変わります。従業員が変わります。

経営計画書には、社長の信念、会社の目的や数字による目標と方針、そして何をしなければならないか、何をしてはいけないかを社長自らが練り上げます。
そして、目標として達成しなければならない必達の売上、そして必達の利益、我が社が生き残るための条件も数字で明示され、目標である数字を実現する為の全ての戦略・戦術・方針・実行方法・手段が書かれています。

経営計画書を使わない経営とは、成り行きに任せの経営です。

経営計画書の作成を拒む経営者を多く見かけます。
「なぜ経営計画書を作らないのですか?」と聞くと、「計画を立てたところで予定通りにならない」、「うちは特別な業種だから」、「先のことはよく分からないから計画を立てても意味がない」と言います。

しかし経営計画書で目標の数字を創るということは「予想の数字」を立てることではありません。
経営計画書において数字は「目標の数字」を立てる事を指します。
「目標の数字」とは何かを言うと、自分の会社が生き残るための「必達の売上」であり、自分の会社が生き残るために必要となる「必達の利益」を指します。

まずは経営者自らの手で、我が社が生き残るために必要となる「必達の売上」や「必達の利益」を明確にし、その必達の売上・粗利・利益を獲得するために、これからの未来に向かって「我が社は何をすべきか?」、「何を辞めるか?」という、戦略・戦術・方針・実行・そして手段・目標となる数字を明確にします。

ここで大切な事は、外部のコンサルタントや税理士が作成するのではなく、社長自らの手で書き出すことです。
そして、経営理念や目的・方針を、全社員を前にして経営計画発表会を開き、社長が宣教師となり、熱い魂の想いを伝えます。さらに日々の業務の中で、PDCAサイクルにより「実施・確認(評価)・改善」することです。

経営計画書を作成した段階で、経営計画書の効果が20%手に入ります。経営計画発表会を開催し社長自ら全社員の前で熱い想いで説明すると経営計画書の効果が30%達成します。
そして、100%の効果を発揮させるためには、経営計画書を道具として使いPDCAサイクルを毎年回し続けること、さらに経営計画書に書かれている方針や信念を社長が宣教師として社員に伝えることで経営計画書をフル活用できます。
そして社長が変わり・社員が変わり・結果的に会社が変わります。

ここで申し上げている経営計画書とは、銀行融資の際に作成する単なる数字の羅列である「事業計画書」とは全く別物です。
単なる数字の羅列の事業計画書を作成しても、銀行融資は受けられるかも知れませんが、会社の本質的な中身は一切変わりません。
ここでお伝えする経営計画書とは「会社の目的と目標数字と方針」がフルセットになった、社長が「精魂」込めて書きあげた「魂」の入った経営計画書です。
通常の事業計画書とは別物で、一線を画します。

ぜひ皆様も魂の入った「経営計画書」を作成し、そして道具として使い「未来に向かって夢と希望を実現する高収益でワクワクする会社創り」の道具である「経営計画書」を作りませんか?

経営計画書はなぜ必要なのか?

いつの時代であっても会社経営の中心は、絶えず変転する環境の変化に対応し続けることが、会社の生き残る道です。
私がいる税理士業界においても、常に環境変化にさらされています。
数年前にオックスフォード大学の教授が発表した、10年後なくなる仕事の上位に税理士が含まれていました。
その内容として、税理士・会計士の仕事はAIである人工知能(機械)に仕事を奪われるであろうというものです。
そこで、私たちは経営計画書の作成を通じて、5年後~10年後の事務所における未来像を描き、戦略を練り続け、生き残る道を常に探っております。

どのような業種でも、大企業でも、中小企業でも、士業でも、環境変化のスピードは年々早まっています。
その環境変化に対応していかなければ、会社は成長発展どころか、現状維持さえ出来ずに、いずれは衰退していくでしょう。

経営は環境変化対応業です。
ダーウィンの進化論にもあるように、生き残るのは、強い者でも頭のよい者でもなく、環境の変化に対応した者です。
このような外部環境の変化は、自分自身の会社では制御できません。環境変化に対応できない者は生き残れず、最終的に淘汰されます。
お客様から不必要と見なされる会社は、マーケットから排除されます。

経営者がすべきことは、まずは「自分の会社をよく理解する」ことと、外部環境の変化に合わせ「我が社を変化させていく」ことです。
そして「お客様第一主義」に基づき自社の商品とサービスをお客様の要求に合わせる事です。
経済環境や社会環境、他業種からのライバルの存在が大きく変化していく中で、生き残るために環境変化に対応し、会社自身が変化していく必要性があります。
環境変化を見定め、我が社が長期的に生き残る道具として、経営計画書が有効です。

いつの時代も、伸びる会社・伸びる産業、伸びない会社・衰退する産業というものがあります。
低成長の産業だからといって、全ての会社が低成長だということはありません。
お客様第一主義に基づき、お客様が求める『商品とサービス』を、適正な「品質」・「価格」・「サービス」の3点を見定め、お客様に提供することを追求している会社とお客様に提供できていない会社間の格差は益々拡大していきます。
そもそも人間は環境変化を好まない動物であり、会社における環境変化への対応はそれほど簡単ではありません。
しかし、会社が長期的に生き残っていく為には、常に環境変化を繰り返していく必要があり、その為の仕組みとして、経営計画書を使います。
会社のPDCAサイクルを回すことで、長期的に生き残る方法を社長が考え、社長が自ら書き表したことを宣教師として社員に伝えることで、社長自身が環境変化への意識と気づきを得ることができます。
眞に「計画なくして改善無し」です。

会社の未来設計

社長の本来の仕事って何でしょうか?
それは「会社の将来について考えること」です 。

長期経営計画

創業時には今日・明日に追われることもあります。
しかし社長本来の仕事は、今日・明日の目の前の仕事をするよりも、将来である1年後~3年後~5年後~10年後、どのように我が社が生き残って行くのか、考え続けることが仕事です。

これは社長にとって大切な仕事であり、長期的に続く会社にしたいのであれば、社長が将来を考える時間は絶対必要不可欠な時間です。
「社長以上にあなたの会社の将来を本気で考えてくれる人は存在しません。」

まずは社長である、あなた自身の過去一ケ月のスケジュール帳を見て振り返って下さい。

経営者として大切な仕事である、あなたの会社の未来を設計する時間に、どれくらい使っていましたか?

あなたの過去一ケ月のスケジュール帳を確認し、

「①職人としての時間」
「②マネージャーとしての時間」
「③社長としての時間」

のどこに時間とエネルギーを多く使って来たのか、三つに分類して下さい。

社長としての時間である、我が社の将来・3年先・5年先の未来像について悩んだ時間はどれくらいありましたか?
部下に任せるべき仕事を、社長が自分でしていませんか?
部下の仕事に逃げ込んでいませんか?
なぜ部下に仕事を任せられないのでしょうか?
部下に仕事を任せるには、社員に権限を与え、現場のことは現場で決定できるようにしなければなりません。

部下であるスタッフに仕事を任せるには、採用から見直す必要があります。
なぜプロ野球の各球団がドラフト会議を重視しているのか、考えて見て下さい。

うちの業種は特別だから人が集まらないと言っている会社は、そこまでです。
人手不足の時代だからこそ、採用のノウハウを持っている会社が生き残ります。

まずは採用からはじまり、採用した社員に、会社の理念や価値観を伝え、そして会社の目的である「お客様に喜んで頂ける商品サービスを提供する」必要性も伝え、さらに専門的な技術教育も行います。
時間は掛かりますが、この過程を飛ばして人を動かそうとしても、経営は上手く行きません。
大切な過程を飛ばして会社規模を拡大しようとすると、会社は破裂します。
さらに社長はいつまでも現場から抜けられません。

焦って価値観の合わない中途社員を採用し、社長の悩みはさらに倍増することになるでしょう。そして結果的に一人で行う会社に逆戻りです。
会社創りは、一つ一つ丁寧に原理原則の人づくりを積み上げることからスタートです。

まず採用では妥協せず、規律ある「適切な人」を採用することからスタートします。

採用で、妥協して「まあいいか」と採用すると、人が動かず、教育しても理解せず、逆戻りです。
また最初からやり直しとなります。
適切な人が採用できるまで、粘り強くお金と時間を掛けて採用を続けて下さい。

採用については、社長の「時間&お金&エネルギー」を最大限使って下さい。
採用は技術重視ではなく「価値観・人間性・地頭・素直さ・謙虚さ・熱意・規律」を重視して、規律のある『適切な人』を採用します。
採用は結婚相手を探すのと同じと考えて下さい。
一生共に働く仲間を探すのに妥協をしてはいけません。
採用を妥協して「不適切な社員」に対して愛情を注ぎ込んでも、結果的に社員に裏切られ、社長の心に大きなダメージを受け、負のスパイラルに陥ります。
曲がった枝を真っ直ぐにすることは大変です。

採用を妥協すると、後々社長の苦労が倍増し、社長の心が壊れます

そして、価値観の合う適切な規律のある社員に対して、時間とエネルギーを掛けて教育を施します。
理想とする会社を作る準備を、社長自らが全力で取り組んで下さい。
規律ある『適切な人』を採用し、社員とお互いの信頼関係を築き、社長と社員の間でWIN-WINの関係性を築き、社員に対して我が子のようにお金と愛情を注いで教育することで、徐々に現場を社員に任せられるようになり、社長が現場から離れられるようになります。

そして社長が、社長業を行える時間がとれるようになって来ます。
規律ある適切な社員と一緒に働けば、管理は不要になります。
規律ある適切な社員に恵まれれば、社長の時間が空いてきます。

時には愛情を注いだ社員が退職することもあるでしょうが、それでも信念を持って取り組み続けることが大切です。
『規律ある「適切な人」を妥協せず探し続ける』という言葉を忘れないで下さい。

その為にはお金は掛かりますが社長の役員報酬を減らしてでも、交際費を減らしてでも、未来費用という採用費である未来への投資を掛けることが必要です。
なお「一人、規律ある適切な人を採用するのに掛かる採用費は、50万~100万程度が目安」です。

社長の時間が空くと、会社の将来の事、お客様第一主義を実現するための商品サービスの設計、そして商品とサービスを「品質・価格・サービス」の三つの視点からお客様視点で常に考える時間ができます。
自社の商品やサービスの改良改善をひたすら繰り返し、お客様が喜んで頂けるような商品サービスを「品質・価格・サービス」の視点からお客様に選んで頂けるように、お客様第一主義を具現化して設計します。

経営計画書は明るい未来を創る道具

経営計画書は、立派な会社を作る為の道具です。
経営計画書は、社長の姿勢を示すものです。
経営計画書には「数字」が必要です。
今期の利益はいくら必要か?
3年後~5年後~10年後に利益をいくら出して、その為の人員は何人必要で、人件費はいくら掛かるのか?
固定費はいくらかかるのか?
その為の売上はいくら必要か?だとか。

中期経営計画

目標数字を決定すると、
「その目標とする数字をどのように達成するか?」
「その為には何をすべきか?」
そして、自分の会社で出来ていることと、出来ていないことが明確になり、自分の会社のするべきことが明確になって来ます。

自分の会社の現状と数字を理解し、未来像を描くことで、明日の仕事、来月の仕事、翌月の仕事、半年先の仕事のために動き回り、振り回されずに、長期的な視点で経営を行う事ができるようになります。
自社の現状を知り、我が社の未来像とこれから何をなすべきかを社長自身で明確にするのが経営計画書です。

経営計画書で目標数字を定めることにより、社長に人間本来の不思議なエネルギーが沸いてきます。
昭和の著名な経営コンサルタント一倉定先生によると
「人間というものは、目標かあると、目標に向かって努力する生きもの」と言っています。

人間は不思議なもので、自分で目標を定めると、その目標を意識するようになり、目標を達成しようと考え、努力します。

社長がやらなければならないことは、自分の会社の未来像を描く「未来を設計」するという仕事です。
そして、社長が自らが、我が社は「これからどうするのか?」を悩み、そして考えるという貴重な時間を経営計画書の作成過程で作ることができます。

小宮一慶様の書籍によると「散歩のついでに富士山に登った人は居ない」という言葉があります。

目標もなく、ただ漠然と散歩をしても富士山に登ることは出来ません。
目の前の仕事に一生懸命取り組むことは大切ですが、全力で散歩しているだけかも知れません。
富士山への登山と散歩は、歩いているということでは同じでも、富士山の山頂をサンダルを履いたまま散歩のついでに目指すと、危険です。
富士山の山頂を目指す人は、目標を定め、事前の準備を行い山頂を目指します。

目標を持ち、正しい努力を一つ一つコツコツと積み重ねることが、やがて大きな差となります。
一朝一夕には、会社という組織は大きくなりません。
日々0.1%の成長が、10年後には380倍もの差になります。
10年間、毎日0.1%の成長を続けたら10年後の実力は、雲泥の差となります。
目標無くして、正しい経営は出来ません。

経営計画書という「魔法の書」の活用をぜひお勧め致します

経営計画書Q&A

Q1. 経営計画書を作ると儲かりますか?

A1. 経営計画書は、良い会社を作るための道具です

経営計画書の正しい作り方と使い方によって、お客様第一主義と高収益な事業構造の実現を目指します。
会社は、お客様から支持された結果として利益が増大し、経営が安定します。
利益は会社経営の目的ではなく、お客様に貢献して社会から評価された結果であり、尺度です。
そして、利益は会社が生き残るため、そして事業を継続させ、更に発展させる為に必要ですが、会社経営の目的ではありません。
利益を会社経営の目的とすると、お客様第一主義ではなく、自社の利益第一主義の会社になり、会社が荒れます。
お客様に良い商品とサービスを提供し、社会に貢献した結果として会社が儲かることが正しい経営の姿です。

Q2. 小さい会社でも経営計画書は必要ですか?

A2. 小規模な会社だからこそ経営計画書が必要です

創業者の社長は技術職・営業出身の方などが多く、売上が大きくなって従業員を抱えるようになっても、従来のまま、成り行きに任せる経営をしているケースが多いです。
経営計画書によって成り行き任せの経営から脱却できます。

Q3. 経営計画書を作成したら全て数字を社員にオープンにしないといけないのですか?

A3. 基本は、数字をオープンにして頂くことをお勧めしています

会社の数字が社員にオープンにされないと、社員の方も自分の会社の現状が把握できず、参加意識が低くなります。サッカー観戦をしていて、もし双方の点数が分からない状態で見ていても、面白みに欠けます。
同様に会社経営において、社員と社長の間で情報格差がある状態で、会社の為に仕事をするように言っても、社員側からすると会社の状況が正確に分からない状態では、実感が持てず、危機感も湧きません。

  1. 社員に会社の数字を公開するということは、会社の機密情報を開示していことになりますので、社員からすると信頼されているという実感が持てるようになり、会社への参加意識が高まります。
  2. 社員に会社の数字を公開することで、公私混同の経営から脱却できます。社長が公私混同をしていると社長への信頼を失い、社員はやる気を失い、会社の業績は一定レベルまでしか成長しません。

社員に数字を公開することで、社長の公私混同を防げ、社長自身を律することができます。
しかし、全ての数字を一挙に社員にオープンにすることに抵抗がある社長も多いと思います。そこで最初の数年は売上だけ、または粗利だけを社員にオープンにし、徐々に社内の様子を見ながら数字をオープンにする範囲を拡大する方法がお勧めです。

Q4. なぜ経営計画書を作るのですか?

A4. 明るい未来を創るため

経営計画書は、会社の将来における3年後~5年後~10年後の未来像を示し、高収益の事業構造を創り、会社の成長発展、会社の経営理念を達成するための道具です。
自動車の運転においてカーナビで目的地を設定するように、経営計画書に将来における会社の行く目的地を明示し、目的地に到着するための戦略・戦術・方針・必達の数字を、社長自らの熱い想いで書き込み(PLAN)、そして実行(DO) → 評価(CHECK) → 改善(ACTION)をすることによってPDCAを回しながら、目的地に行くのを助けてくれる道具です。

Q5. 経営計画書を一生懸命作ったけど、本棚に入れたままです。

A5. 使う事ではじめて生きてきます

素晴らしい経営計画書を作ることが目的になってませんか?
経営計画書は作って終わりではなく、使う事ではじめて生きてきます。
その為には経営計画発表会を必ず行い、さらに絵に描いた餅にならないように使う事が大切です。

Q6. 経営計画書は、ページ数を多くして、立派なものをつくらないとダメですか?

A6. ページ数が多い経営計画書は全く必要ありません

自分の会社で出来ることだけを経営計画書に記載して頂きたいので、10ページ程度のボリュームでも全く問題ありません。
あえて言いますと、最初のうちは薄い方がお勧めで、毎年作成していくうちに、ページ数が増えていくことが理想です。
とりあえず、他社の経営計画書を真似して、薄いものからスタートすることをお勧めします。

Q7. 経営理念や使命感・ビジョンがどうしても思い浮かばないのですが?

A7. 空欄でも構いません

経営理念やビジョンは、慌てて作るものではありません。経営理念が浮かばない内は、同業他社のものを参考にするか、空欄でも構いません。
経営理念は社長自身の信念ですので、いつも頭と心で考えて頂き、腹落ちしたら書いて下さい。
私(鈴木)自身は、経営理念を腹落ちするまでに4年掛かりました。
経営理念は重要であり、簡単には作成出来ないので、とりあえずは後回しでも大丈夫です。